17歳のYOSHIが語る、ロックの本質はファンビジネスではない

孤独感もプラスに捉える

─孤独感はなかったですか?

YOSHI:多少はありました。小学校2年から5年生までずーっといじめられていたので、授業が終わって遊びに行こうとしたらクラスのイケイケ集団みたいなやつらに囲まれて「なんだよ?」って言われるみたいな。何もしてないし「何がなんだよ」って感じですけど(笑)、面白い世界だなと思いながら毎日生きてました。でも、ファッションが好きになって、すごく素敵なものに出会えたなと思えました。

ちなみに音楽は中学2年くらいから掘り始めて、レゲエ、ロック、メタル、ハードロック、R&B、ポップス、テクノ、レイヴミュージック──そのころから嫌いな音楽ジャンルってないんです。

─新曲含め、YOSHIさんの音楽性も多面的かつニュートラルですよね。トラップもパンクもエモもポップスも同一線上にある。

YOSHI:新曲の「WEEKEND」はポップミュージックとしてみんなを楽しませるというテーマ。「YAKINIKU GANSHIT feat. NastyC, MIYACHI」は遊びながら作った感覚。

音楽ジャンルとかは関係なく、僕が自分の生き方や音楽で表現したいのは、“人を楽しませたい、みんなをハッピーにしたい”というよりは、明日が見えなくなるくらい今の世の中にある現実的な問題と向き合う視点を持ってもらいたいということ。



─2020年の残り数カ月と2021年に向けてどんな展望を描いてますか?

YOSHI:今はとにかく焦りすぎずに焦って、楽しく生きていこうという気持ちです。僕はファッションの人って見られることが多いので、もっと音楽と向き合ってるということを伝えるためにレコーディングをいっぱいしていきたいと思ってます。現時点ではエモい曲ばっかり生まれてます。基本歌うとエモい曲になっちゃうんですよね。楽しみに待ってもらえたら嬉しいです。

<INFORMATION>


「WEEKEND」C/W「YAKINIKU GANGSHIT feat. Nasty C, MIYACHI」
YOSHI
ユニバーサル ミュージック
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