アダルトコンテンツ拡散で手軽に稼ぐ、米国で利用者急増の18禁プラットフォーム

単なる「ヌード画像」ではないコンテンツ

新たなファンを獲得したものの、OnlyFansにまつわる汚名はいまだ晴れない。ひとつには、OnlyFansはNSFW(職場での閲覧注意)コンテンツに限定しているという間違った考えのせいだ。ヌード画像は「楽に稼げる」という、これまた間違った考えもある。サヴァンナはTikTokに47万5000人以上のフォロワーを抱えているが、彼女はこれをタブーを打破するチャンスだととらえ、コンテンツクリエイターとしての自分の仕事が「まっとうな職業」であると主張している。

@weights_n_freedom

It be like that tho my OF is @cakes_n_freedom ##accountant ##boss ##makeitrain

♬ original sound - rockysroad


「偏見を打ち破っているという手ごたえはたしかに感じるわ」と本人。OnlyFansのアカウントを開設したと明かしたときは大勢の人からあばずれ扱いされたが、「お金が懐に入ってくると、みんな途端に考えを改めるのよ。『まさか自分がやるなんて考えたこともなかったけれど、彼女にできるなら自分もできるんじゃないか』って。そういうコメントは何千ともらったわね」(OnlyFansの取り分は全収入の20%。サヴァンナは総収入が15万ドル弱だと言うが、実際に手にしたのは12万ドルだ)

アリゾナ州の28歳の専業主婦ジョビー・レックスも、この春OnlyFansでアカウントを開設した際に同じ教会に通う仲間から厳しい批判を受け、ほうぼうで偏見に直面した。「私のやっていることに関して、多くの人がいろいろ意見してきたわ」と彼女は言う。「彼らを黙らせるには(稼ぎを見せるのが)いい方法だと思ったの」

@jobylexx

##of ##gind ##fyp ##foryourpage ##4u ##hustle

♬ Rags2Riches (feat. ATR Son Son) - Rod Wave


19歳のエイヴァは今年始め、全面的に自宅待機令が敷かれた直後にOnlyFansを始めた。これまでに約3万5000ドル(約370万円)稼いだという。彼女がOnlyFansの収入自慢のTikTok動画(BGMはディズニージュニアの『ちいさなプリンセス ソフィア』の主題歌)を作ろうと思ったのは、似たようなOnlyFansの女性クリエイターの動画に、男性ユーザーがデュエットしているのを見たのがきっかけだった。「彼は仕事を辞めたい、女は楽でいいよな、とバカにしてたわ。完全に彼女をけなしてたの」と彼女は言う。「それでちょっと頭にきて、私も動画を作ってやろうじゃないって思ったの」。彼女の場合、売春の偏見をなくす以外に、お世辞にも利他的とは言えない別の動機もあった。「稼ぎをあげるのにも役に立つんじゃないかなって」

@avaamorr

##greenscreen stick w me if u wanna learn the ropes

♬ a foreigner overnight LMFAOO - nappyheadd


Translated by Akiko Kato

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