BiSHモモコグミカンパニーとオノツトムが「写真」を通じて語り合ったこと

モモコグミカンパニーとフォトグラファーのオノツトム(Photo by Tsutomu Ono)



BiSHを「普通の女の子」として撮ったオノツトムの経歴

モモコ:普通の女の子として撮ったっておっしゃったじゃないですか。

オノ:うん。

モモコ:私はメンバーのことをカッコいい人だとは思ってなくて、普通の女の子として関わっていて、普通の女の子感が出てるのが私の思うBiSHらしさなんですけど、だからオノさんの写真を見てピンときたのかもしれないですね。写真を見ると、楽屋にいるとき、こういう顔してるなって感じなんですよね。でも、BiSHのことを知らないで撮ってたってことだったんですね(笑)

オノ:あはは。そんなに調べないですよ。誰に対しても。

モモコ:何で調べないんですか?

オノ:調べたら良いことも悪いことも、勝手に出てきちゃうじゃないですか。

モモコ:自分の中の固定概念みたいな?

オノ:うーん。なんだろう。会う前に意味なく知るのはイヤだなぁみたいな。情報だけで。あんまり調べないんですよ。

モモコ:下調べなしで撮ることが多いんですか?

オノ:多い。めんどくさがり屋なだけかもしれないけど。

モモコ:そもそもオノさんが写真に興味を持ったきっかけは何ですか。

オノ:俺、都立の超バカな高校に通ってて。高校3年生の夏ぐらいに付き合ってた彼女がいたんですけど、自分は高3の夏が延々と続くと思ってたんたですよ。

モモコ:青春!

オノ:卒業とか頭になくて。そのとき彼女にずっと「高校卒業したらどうするの?」って言われて。「進路? 何も決めてないよ。お前はどうするの?」って言ったら「私は専門学校に行って絵とか写真の専門学校に行くよ」って言われて、写真の専門学校なんてあるんだーって思って。アニキが美大に通ってたので、俺は絵を描けないけど、写真だったら自分もワンチャンあるかもしれないと思って。で、アニキが一人暮らししてる家に行ったらカメラが置いてあって「ちょっと貸して」って言って撮り始めたのが、その夏。それが最初かも。たぶん。

モモコ:そこから彼女を撮り始めたって感じなんですか?

オノ:違う! 学校で写真を撮りまくってた!

モモコ:ああ!

オノ:学校で写真を撮りまくって、卒業アルバムでクラスごとに一ページあるじゃん? 卒業アルバム委員みたいなのがあったんだけど、そこになぜか参加して、自分のクラスのC組のみんなの写真を撮ったり、集合写真撮りたいからみんなを土手に呼んで三脚立てて撮ったり……。ジーって言うようなセルフポートレートのやつで、三脚立ててそこでみんなで撮るみたいなことをやったのが、最初の写真かな。 

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