AK-69、名古屋城をバックに生き様を記した「超配信ライブ」

AK-69


本編はコロナ禍のニュース映像をジャックするように、ヘリの中にいるAK-69に切り替わるところから始まる。連日繰り返されるニュースを一瞬見せることで、ここがあくまでも現実と地続きの場所であるこそを知らせ、なおかつそれを強引に切り替えることで、リスナーに非日常を引きずり込もうという意図から作られた演出かもしれない。

夜の闇を舞うヘリの中から語られるiPhoneで録ったメッセージ、ヘリからロールスロイスに乗り換えラップする姿からは、誰もやってないライブを見せようという挑戦的な姿勢が伺える。のっけから平時のライブではできないアイデアの応酬。間違いなく、本映像の根幹にあるのは、これまでの通りのライブができないからこそ、今しかできないことをやろうというチャレンジな意志。すなわち「常に挑戦し続ける」というAK-69の哲学である。



セットリストの中心を担うアルバム『LIVE : live』の楽曲は、AK-69が抱く野望とアティチュード、その背景にある愛が綴られた、いわば彼の生き様を詰め込んだ作品である。そしてそれは、やはりライブでこそ完成するものなのだろう。血の通ったメッセージがどこまでも生々しく伝わってくる。名古屋を背負って挑戦し続けてきた彼が、自身の出身地の象徴・名古屋城を背にする舞台は壮観で、周囲を囲む炎はまるで彼の闘志を具現化しているようだ。着ているTシャツも夜に融けるような黒のカラーのDef Jam。この映像は彼のプライドを限りなく視覚化している。

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