ボン・ジョヴィ、パンデミック中のニューヨークに現れた理由とは?

タイムズスクエアに立つジョン・ボン・ジョヴィ(公式YouTubeチャンネルより)

ボン・ジョヴィが新曲「ドゥ・ホワット・ユー・キャン」のミュージックビデオで、新型コロナのパンデミックが続く米ニューヨークに元気と勇気を与える言葉を投げかけた。

このビデオには、しっかりとマスクを着けたジョン・ボン・ジョヴィが、ロックダウン中のニューヨーク市内を歩き回っている姿が映し出されている。そして、新曲の歌詞でここ数カ月間のニューヨーク市の状況を歌い、閉鎖された学校、セントラルパークに登場した即席の病院、ハドソン川に浮かぶ赤十字のボートなども登場する。

【動画】NYの街中を歩くジョン・ボン・ジョヴィ

エッセンシャル・ワーカーたち、ソーシャル・ディスタンスでの卒業式など、このビデオには感情を揺さぶるさまざまなシーンが登場し、最後にジョン・ボン・ジョヴィがハドソン川にあるイントレピッド会場航空宇宙博物館の屋上で歌う姿が映し出され、「パンデミックに負けないために日々戦っている名もなきヒーローたちへ」という言葉とともにエールを送る。この曲のメッセージは明確だ。「いつもやっていることが出来ないなら、できることをやればいい」である。

「世界中が危機的状況に落っている最中に、ほとんど人影のないマンハッタンのストリートで撮影することで、自分が実際に住んでいる場所で自分自身が“自分にできることをする”を実践している姿を伝えた」と、ジョン・ボン・ジョヴィはコメントしている。そして彼のコメントは「パンデミックと戦っているアメリカ国内の多くの町や都市も、人影のないマンハッタンと似ているはずだ。しかし、毎日果敢に戦っている名もなきヒーローたちの姿に人々は感動したし、このビデオには曲の歌詞と同様に、大きな希望を詰め込んでいる」と続いた。

このシングル曲は10月2日発売の新作アルバム『ボン・ジョヴィ2020』に収録される。

from Rolling Stone US

Translated by Miki Nakayama

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