米女優、コメディドラマの金字塔『アイ・ラブ・ルーシー』主演夫妻のドキュメンタリー制作

エイミー・ポーラー(Photo by Sophie Muller)

女優・プロデューサーのエイミー・ポーラーが米現地時間2002年8月24日、イマジン・ドキュメンタリーズとホワイト・ホース・ピクチャーズにて、ルシル・ボールとデジ・アーナズ夫妻のコメディ番組のドキュメンタリー作品を監督する計画を発表した。

作品タイトルは現在『Lucy & Desi』で制作中。本作は、コメディアンアイコンとしてのルシル・ボールの興隆、彼女とデジ・アーナズとの関係、そして彼らのシチュエーション・コメディのパイオニア的作品である『I Love Lucy』がどうハリウッドを変えたのかを、1989年に亡くなった彼女のレガシーにリンクさせながら展開していく。

エイミー・ポーラーは、本作がドキュメンタリー作品の監督デビュー作となる。彼女は自身のペーパー・カイト・プロダクション・カンパニーの下、プロデュースも行なっている。イマジン・ドキュメンタリーズ、ホワイト・ホース・ピクチャーズの両社とも、ルシル・ボール、デジ・アーナズの生前の資料を使用するパートナーシップを結び、一人称視点での物語や保存用の映像、静止画像などを用いて制作が行われる。

ポーラーは、「イマジン・ドキュメンタリーズと共同で、勇敢で陽気なルシル・ボールとデジ・アーナズの素晴らしい人生と業績を紹介できることに非常に興奮しています」と、発表した。

イマジン・ドキュメンタリーズの代表でプロデューサーのジャスティン・ウィルクスは、「長い間、テレビ界でその座を譲らない”ファースト・ファミリー”として、ルシル・ボールとデジ・アーナズ夫妻は非常に多くのエンタメ産業にとっての基礎を形造り、さらに文化的な景観を通して革命的な道を示してきました。テレビ番組において多くの初の試みをしてきたのです。例えば、異なる民族間での結婚や、ルーシーの妊娠中の放送、一スタジオのトップに立つ初の女性、テレビ業界の企業組合を作ったりもしたのです。彼らのストーリーは、信じられないほどに豪華で、感動的で、興味深いのです。この作品をスクリーンに映し出せるということを誇りに思っています」と、語っている。

From:Amy Poehler to Direct Lucille Ball, Desi Arnaz Documentary

Translated by Kohei Ebina

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