flumpool山村隆太が語る配信ライブのリアリティ「寂しいという想いをつないでくれる」

『flumpool「FOR ROOTS」~半Real~』(Courtesy of flumpool)

FM802とflumpoolがホストを務めるオムニバス配信イベント「FM802 Live pool ON LINE!!」が、本日開催される。

2017年12月、人気絶頂の最中、山村隆太(Vo)の歌唱時機能性発声障害により活動休止を発表したflumpool。その完全復帰作が5月にリリースになったアルバム『Real』だった。復帰後初の全国ツアーはコロナ禍で延期になってしまったものの、8月15日に初の配信ライブ『flumpool「FOR ROOTS」~半Real~』を開催。配信ならではの演出のみならず、コロナ禍の社会を反映するライブで、flumpoolらしい温もりに満ちたものになった。今回、配信イベント開催前に山村がインタビューに応じてくれた。

―8月15日の単独の初の配信ライブお疲れ様でした。

ありがとうございます。

―仕事柄たくさん配信ライブを観てますが、むちゃくちゃよかったです。


本当ですか? 皆に言ってるんじゃないですか(笑)。

―ライブの合間に流れた故郷を訪れるVTRがライブのテーマをしっかり補完していて、flumpoolが今回のライブで伝えたいことが伝わってきました。

確かにそうかもしれないですね。今回の配信ライブはドキュメンタリーと生ライブ半分半分でいこうと決めたんです。だからライブも大阪からやりたいと思いましたし、地元のロケVTRも使ったんです。

―企画はいつ・どんな風に?

5月か6月だったかなぁ……。『flumpool 10th Tour「Real」』のツアーが延期になるかもという発表前くらいですかね。企画はメンバーからです。今回は復帰1発目のツアーだと思ってニューアルバム『Rael』を作っていたというのもデカかったし、活動休止というものを背負った真のアルバムだと思っているので、これまでの曲とはちょっと違ったりしたんです。そういう意味でも、バンドの復活ができてよかったね、という喜びを持って各地をまわろうと思っていたツアーだったんですけど、次は世の中が活動休止みたいになってしまったので。

―flumpoolは呪われてるんじゃないかと思いますよね(笑)。

本当にね(笑)。『Real』ってアルバムを出して、リアルじゃなくなっちゃうみたいな。でもこれは自分たちの、このアルバムの、作られた音楽の宿命のような気がしたので、今こそ、直接触れ合うことのできない今の世の中だからこそ、リアルな、生きている実感を見逃さずにいたいなと思うし、そういう気持ちも世の中に届けたいと思ったんです」

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