ちゃんみなが語る、21歳の等身大の自分

ー今作のテーマを堕天使にしたというのは、どうしてなんでしょう。

シングルの軸が見えたとき、歌っている主人公がだんだん堕ちていっているなと思ったんです。「Angel」は一体何があったのかを説明している全体のダイジェストみたいな感覚で、奥ゆかしいというか、自分の欲を一切出さない感じの曲。「Very Nice To Meet You」から嫉妬だったり欲だったり人間の愚かなものがちょっと見えていき、「Rainy Friday」でトーンが一気に落ちて諦めに陥っていく。そして「As Hell」で堕ちていく気持ちよさを見出す。人間的にというか、全体的に堕ちちゃっているなって思ったときに、あー堕天使だなって思ったんです。



ー堕ちていくことの心地よさって、あまり意識したことがないですけど、たしかにそういう快楽もあるのかなと思いました。

諦めることによる気持ちよさもあるんですよね。どうでもいいやってなった時って気持ちよさを感じたりする。それは本当の終わりでもあると思うんですけど、そうなってしまった感じを表している作品ですね。

ー改めて4曲を聴き返してみて、どう思いましたか。

すっきりしたーと思いました。あと、上手く表現できた作品になったなと思いましたね。久しぶりにクリエイトをしたので、すごくすっきりしたし、自分が思っているものをそのまま出せたことが、何より1番デトックスになったなって感じがします。

ー前回インタビューをさせてもらった際、感情を表すには韓国語が1番あっているとおっしゃっていました。今回は韓国語を使っていないですよね。

本を読み出して日本語のボキャブラリーが増えたことで考えていることや言いたいことを上手く言えるようになったんです。前までは、韓国語の方が表現しやすいなとか、英語の表現がいいなとか、そこに逃げがちではあったんですけど、日本語でしっかりレベルアップできたのかなと思います。

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