indigo la Endが語る10年目の現在地「やっぱり椅子はひとつしかない」

indigo la End(Photo by Masato Morimoto)



「ナツヨノマジック」について

―配信ライブを行うことの意義についてはどのように考えていますか?

川谷:「ライブの代わりとしての配信」じゃなくて、配信は配信として、映像として見せられる、ミュージックビデオみたいな感覚というか。普通のライブ配信2時間とか観れないんで、映画みたいに楽しめるものにしようっていうコンセプトは最初からありました。まあ、10周年だからっていうのもすごく大きくて、「ここから配信ライブをガンガンやっていこう」っていう気は全然ないです。

長田:2度とやりたくない(笑)。今からめっちゃ緊張してるもん。

川谷:収録の人多いですけど、俺ら生配信なんで。

―作り込んだライブを生でっていう人はあんまりいないですよね。

川谷:ホントに10周年じゃなかったらやってないかもしれないです。もともと『ナツヨノマジック』っていう野外ライブをやろうとしてて、それがコロナでできなくなっちゃったから、「じゃあ、どうしよう?」っていう始まりだったんで。

―「夏夜のマジック」のミュージックビデオの監督でもある大久保拓朗さんが演出を担当しているんですよね。

川谷:だから、俺ら中心っていうよりも、映像中心で、俺らはBGMです(笑)。でも、BGMだからこそ、ちゃんとやらないといけなくて。

後鳥:それが半年ぶりのライブっていう(笑)。

佐藤:会場には2時間かけて行くんですけど、それも演出のためで。

川谷:FKJが湖の真ん中でやってたやつを観て、やっぱりロケーションだなって思って。なので、野外にはこだわって探して、いい場所が見つかりました。

―大久保さんは最近だと「チューリップ」のミュージックビデオも監督されていて、歌詞と映像のリンクが絶妙でしたよね。内容に関して、どの程度やりとりをしたんですか?

川谷:打ち合わせは1~2回やりましたけど、あんまり入り過ぎないようにはしてます。任せるとこはその道のプロに任せた方がいいものになるんで。歌詞に関しては、たまに質問はされますけど、基本監督の解釈というか。チューリップの花言葉とも合わせて、歌詞の色が変わるのは監督のアイデアで、流石だなって。



―歌詞自体も想像力を広げられるものだし、そこに映像が別の角度から解釈を加えることで、より広がりが生まれますよね。で、コメント欄やSNSが考察合戦になるっていう。

川谷:「チューリップ」は歌詞に仕掛けを施し過ぎたんで、考察合戦になってますけど、あれやり過ぎちゃうと歌詞にギミックがないとダメなバンドになっちゃうんで、そこは難しいんですよね。深読みする人が結構いて、全然違うのになって思うこともあるし。

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