ビデオ・DVDのレンタルチェーン店「ブロックバスター」が民泊サービスを開始する。Airbnbに掲載された
内容によると、オレゴン州デシューツ郡にある世界最後のブロックバスターが、8月17日から宿泊客を募集する。宿泊可能日は全部で3日、いずれも最大4名までで、料金は1泊4ドル（427円）とのこと。
【画像】巨大なカウチソファ、大量のスナック菓子、懐かしのVHSビデオデッキに囲まれる至福の時（写真6点）「世界で最後のブロックバスターの店舗には、かつて世界中のブロックバスターで味わった、映画の魔法と純粋な時間、そして仲間意識があふれています」。ホストのサンディ・ハーディングさんはこう書いている。「この数カ月、これまで定期的に足を運んでくださった友人や近隣住民や世界各地の観光客も途絶えてしまいました。そこでデシューツ郡3組のお客様に、店舗をまるごと開放することにしました。ソーシャルディスタンスの下、昔懐かしのムービーナイトをお楽しみいただけます！」
タイム誌によると、2018年にブロックバスターがアラスカから撤退し、オレゴンの店舗がアメリカ最後の店舗となった。2019年にはオーストラリアからも撤退した。総支配人を務めるハーディングさんはViceとの最近のインタビューで、パンデミック中も絶対に店を閉めないと心に誓ったと語った。もちろん、ソーシャルディスタンス対策はばっちりだ。「今もいろいろ計画しています。うちが最後まで残ったのには意味があるはずですから」と彼女は語った。「闘わずして店を閉めるわけにはいきません。だからもう少し頑張り続けます」
願わくば、今後宿泊可能な日程がもっと増えてほしいものだ。サイトの説明はいかにもそそられる。「2リットルのペプシを開けて、TVゲームに没頭したり、MASHゲームで未来を占ったり、次から次へと映画を見まくったり。でも、控室の奥にあるスタッフ用のトイレで、ブラッディ・マリーの名前を口にするのはご注意ください。店舗に住みついているという噂の幽霊を呼び起こしてしまうかもしれません。NERDSやレーズンチョコ、ポップコーン（バターたっぷり）はご自由にお召し上がりいただけますが、腹八分目にしてくださいね」
至福の極みだ。
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