メンタルのバランスを保つために 自分の考え方の「クセ」を知る

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しかし先述したとおり、それは考え方のクセなどによって自動的にそう思っているだけで、実はなんの根拠もない思考かもしれません。まずは、立ち止まってみて、問題を見つめ直すことが大切です。カウンセリングのひとつである認知行動療法では、そうしたアプローチも含めて問題の解決を試みます。まず、自分自身のストレスに気づき、問題を整理します。そして、それがどのような状況で起きて、それがどのように感情や行動に影響を与えたかを考え、自分の自動思考がその感情や行動にどう影響したかを調べます。また、自分にどのような自動思考のクセがあるのかということも意識しておきます。そして、自動思考と現実とのずれに注目して、自由で柔らかい視点を持つようにし、問題解決や改善の方法を考えます。

また、自動思考、スキーマでの偏りには、以下のようなものがあります。

・感情的決めつけ
証拠もないのにネガティブな結論を導き出してしまう。(「返信が遅い」→「嫌われた」など)

・選択的注目
実際は良いこともあるのに、些細な悪いことばかりに注目してしまう、など。

・過度の一般化
わずかなことから広範囲のことを結論付けてしまうこと。たったひとつの失敗から「自分は何ひとつうまくいかない」などと考えてしまうなど。

・拡大解釈と過小評価
ネガティブなことを大きく、良いことは小さく考えてしまう

自己非難(個人化)
・自分に関係ないことまで自分のせいだと考えてしまう。

・0か100か思考
白黒はっきりつけないと気が済まない。必要以上の完璧さを求めてしまう。

・自分で実現してしまう予言
否定的な予測をして、自ら行動を抑制し、その結果その否定的な予測を実現してしまう。「どうせ誰も自分に声をかけてくれない」というような否定的な予測をし、人との交流を避け、結果的にますます誰からも接触されない状況に陥ってしまう、など。

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