ジャクソン5からBSB、KAT-TUN、BTSまで 「ボーイズバンド」史上最高の名曲75選

左からバックストリート・ボーイズ、イン・シンク、ジャクソン5(Photo by Tim Roney/Getty Images, Bob Berg/Getty Images, Michael Ochs rchives/Getty Images)

ローリングストーンUS版が厳選した、ボーイズバンドによる楽曲のオールタイム・ベスト。元祖キッズ・グループことフランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズ、モンキーズやジャクソン5から、百花繚乱の90〜2000年代、1D以降のホープ、勢力拡大を続けるK-POP、そして日本勢まで、古今東西の名曲をランキング形式で紹介する。

どうしようもないほどキャッチーで、有無を言わせぬほどノリが軽くてセクシー。本人たちもそれを十分自覚している――あらゆる音楽形態の中でも、ボーイズバンドはもっとも華やかな即席グループだ。事前に仕込まれていたTVの“企画モノ”ザ・モンキーズから、普通っぽい感じがチャーミングなワン・ダイレクションに至るまで、彼らを表紙にするような中学生のノートがある限り、混じりけのない純然たるポップスペクタクルを世に送り出すグループはつねに存在し続ける。

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左上から時計回りにBTS、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック、モンキーズ、フランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズ(Photo by Rich Fury_Getty Images, Larry Busacca_WireImage_Getty Images, Michael Ochs Archives/Getty Images, GAB Archive_Redferns_Getty Images)

音楽の発展とともに、ボーイズバンドも進化を遂げてきた。いつの世もポップ界にはボーイズバンドが存在するが、その定義はつねに曖昧だ。ダンスをすることもあれば、しないこともあるし、全く赤の他人同士ということもあれば、生まれたときからの顔なじみというケースもある。自ら作詞作曲した曲を歌うこともあれば、他の人が書いた曲を歌うこともある。文字通り少年もいれば、少年のような魅力を備えた20代もいる。だが他の芸術形態と同じく、一目見ればボーイズバンドであることは明白だ。決定的な要因は何か? 会場を黄色い悲鳴で埋め尽くし、ボーイズバンドを時代の産物へと変えるファン――みな若く、大半は女の子だ。彼女たちの存在がボーイズバンドを時代の産物へと変える。やむを得ず解散、あるいは「活動休止」した後も、憧れのまなざしと大合唱を集めてしかるべき存在に。

今もなお続く影響力と圧倒的人気に敬意を表し、悲鳴をあげるに値するボーイズバンドの甘いポップチューンを見ていこう。

Translated by Akiko Kato

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