ZAIKOが考えるライブ配信の未来

ZAOKO初の有料チケット制によるライブ配信、3月13日のceroのライブ配信「Contemporary http Cruise」(Photo by 廣田達也)



他の有料配信プラットフォームと異なる点

―コロナウイルスの感染拡大が起こってから、多くの有料配信プラットフォームが出てきていますが、その中で主催者がZAIKOを選ぶメリットとは何でしょう?

大野:有料の電子チケット制の配信の実績で言うと、ZAIKOがダントツで多いというところですね。あとは、自由度が圧倒的に高いんです。リアルな電子チケットの時からそうですけが、ユーザーのデータを僕たちはオープンにしているんです。プレイガイドさんはユーザーのデータを自分たちで囲って、自分たちのプロモーションに使っていますが、僕たちは主催者さん側に提供して、どんなユーザーさんが見ているのか分析していただいたり、主催者さん側からユーザーにコミュニケーションを取ってもらったりしていますね。そこは収益以外のところで価値を感じていただいているところだと思います。

―チケット販売や投げ銭の手数料の方も、他社と比較して安価であるとのことですが。

大野:だいぶ安いと思います。他社ですと、40%、50%取るところもありますし、YouTubeは55%ですね。初期費用もランニングコストもあまりかからないので、ある意味、裸の状態でやっていただいて、チケット利益で上がった分の一部だけいただくという形になっていますので、入り口としては入りやすいのかなと思います。

―中国のQQ音楽と提携もしていますが、これはグローバルに広げるためでしょうか。

大野:中国のようにGoogleやFacebookが入れないところで、そのまま日本のコンテンツを配信するというのはかなり障壁が高いんです。なので、QQ音楽さんという、中国版のSpotifyやApple Musicのようなところからであれば、ちゃんとオフィシャルで配信もできるよねっていうことなんです。

―今後の展望についてもお聞かせください。

大野:ライブ配信のコンテンツ自体が飽和してきている感がある中、ライブ配信だからこそ得られる視聴体験みたいなものをどう出せるのかを、ある意味コンサルタント的な立場で、主催者さんと一緒に企画をしていけるような体制も作っていきたいと思っていますね。あとは、今ライブ配信をやっていて、そこからどうリアルな現場につなげられるかということですね。例えば、投げ銭をした人が現場に行った時に、それが電子チケットとなって何かと交換できるみたいなことだったり。電子チケットの仕組みを生かしてどうデジタルとリアルをつなげられるか、開発を進めているところですね。グローバルな視点では、インバウンドのお客さんが1年ぐらい戻って来ないんじゃないかと言われているので、どうやって海外のお客さんにコンテンツを届けられるかというところを、僕たちにしかできない機能や仕組みを活かしてサポートをしていきたいなと思っています。あと、先ほどVimeoの話をしましたが、ZAIKOのオリジナル動画配信サービスというのがすでに出来ているんです。なので、今後はVimeoからではなく、自社の動画配信サービスを本格的に使っていきます。オリジナルなので、同じ時間帯での同時配信数の上限もなくなりますし、より自由にアーカイブも楽しめるようになります。

ZAIKO
https://zaiko.io


ZAIKOのデジタルメディア・マーケティング主任の大野晃裕さん

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