ガガやアリアナの近作に貢献、無名のグラム・ロッカーがポップスの世界で成功できた理由

最近は人種差別と警察官の暴力行為に反対するロック曲をリリースした

シェア・ダイアモンドはトランターによってFacetと契約を結んだのちに「I Am America」を共作した。つい最近イマジン・ドラゴンズのダン・レイノルズとレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロと共に人種差別と警察官の暴力行為に反対するロック曲をリリースしたダイアモンドは、男だけの刑務所に収監されていた15年前に「I Am Her(原題)」という曲を作っていて、これがリリースされたのが2016年だった。「I Am America」は「I Am Her」のスピリットを受け継いだ曲で、トランターとダイアモンドはこの曲の成功を、これまで常に拒否されながらも、自分の夢のために戦うことを強いられてきた人たち全員の成果の一つと見なしている。そして、9月20日の授賞式に先立ち、7月28日に発表される第72回エミー賞のノミネーションを二人は固唾を呑んで見守っている。

そして最後に「音楽には変えるべき必要性のある大きな場所がある。シェアの存在は暴動だよ。彼女の一挙手一投足に大きな重みがある。意図的で、フル装備で、何層にも重なった喜びだよ」とトランターが教えてくれた。

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Translated by Akiko Kato

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