3.ルイ・トムリンソン再結成に参加する確率:75%Illustrated by Matthew Chow先日、ルイはSyco Musicとの契約解除を発表した。Syco Musicは、1D誕生当初からルイが“ホーム”と呼んできたレコード会社だ。フリーになったルイが再結成した1Dへの参加を検討するのにいまほど最適なタイミングはない。さらにルイは、1Dが活動休止を決めたときはショックで、そもそも1Dの幕を下ろす心の準備ができていなかったとあるインタビューに告白した。「多かれ少なかれ驚いたよ。今後のプランのようなものもなかったしね」とルイは語っている。
手堅いシングルをいくつもリリースしてきたものの(ビービー・レクサをフィーチャーした「Back to You」は名曲なのに過小評価されている)、ほかの1Dメンバーのようにルイの音楽がチャートを賑わせたとは言い難い。2020年1月には待望のデビューアルバム『ウォールズ』——本誌は「1Dの黄金期をノスタルジックに想起させる」と評価——をリリース。仮に1Dが新曲を出すのであれば、作曲をたびたび担当してきたルイが1Dらしいヒットを生み出せることがこのアルバムによって証明された。だが、予定していたツアーが新型コロナウイルスの影響で2021年に延期されたことを考慮すると、1D再結成の可能性はグッと遠ざかってしまったのかもしれない。
音楽以外に関しては、ルイはふたたびリアリティ番組で成功をつかんだ。ルイは、英人気オーディション番組『Xファクター』(1D誕生のきっかけとなった番組)の審査員を務めているのだ。ほかのどのメンバーよりもリアリティ番組とのつながりが強いルイがメンバーを再集結してノスタルジックな復活を実現できるかもしれない。
再結成に関する具体的な言及はないものの、ルイは間違いなくグループに愛着がある。「アイツらのことはマジで大好きだし、一緒に成し遂げたすべてを心から愛してる」と2020年に本誌のインタビューでルイは語っている。「いまでも、アイツらとの時間が恋しいよ」。
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