ワン・ダイレクション再結成の可能性は? メンバーの全発言を徹底検証

2012年4月11日、オーストラリア、シドニーのFOXスタジオでのポートレイト撮影に臨むイギリス発ボーイズグループ「ワン・ダイレクション」のルイ・トムリンソン、ゼイン・マリク、ナイル・ホーラン、リアム・ペイン、ハリー・スタイルズ(写真左から)。(Photo by Sam Ruttyn/Newspix/Getty Images)

グループ結成から10年という節目を迎えたワン・ダイレクション。再結成に関するメンバーの全発言を、ローリングストーン誌が徹底検証。

グループ結成から10年という節目を祝して、現在活動休止中のワン・ダイレクション(以下、1D)のメンバーが7月に何かスペシャルなことを企画しているとほのめかすや否や、世界中のファンはそれが大々的な再結成発表であると憶測しはじめた。だが期待とは裏腹に、1Dは再結成ではなく、ミュージック・ビデオ、アートワーク、メンバーが一緒にいる姿をフィーチャーしたバックステージ映像をはじめとする一連のアーカイブ・コンテンツのリリースを発表した。ニューアルバムや(スパイス・ガールズのような)再結成ツアーという希望はすぐに砕かれる結果となった。

たしかに、ハリー、ルイ、リアム、ナイル、ゼインの5人が近い将来ステージで共演を果たす可能性はなさそうだが、一回限りのシングルの発売、あるいは(昨年12月に最新アルバム『ファイン・ライン』の発売を記念してハリーが行ったような)一夜限定のコンサートなど、形はどうであれ、1Dファンは再結成の希望を失っていない。

「1Dファンは、何も再結成アルバムのような新作やツアーを望んでいるわけではないと思います。メンバーがまた一緒にいる姿を見たいだけなんです」とTwitterのアカウント、@1Dneewsの立ち上げメンバーのひとりであるエラ・ダンハムさん(22)は言う。「全メンバーがデビュー当初のボーイズバンド的サウンドからあまりに離れてしまったので、いまのスタイルを変えて昔のボーイズバンドの雰囲気に戻れば、見ているファンは気まずさを覚えると思います。でも、新作という選択肢があるのなら、どのようなジャンルの音楽になるか興味はありますね」とダンハムさんは語った。

ダンハムさんが言うように、1Dのメンバーはボーイズバンドという枠を超えて成長した。それでも、#10YearsOf1Dとハッシュタグを入れてSNSに投稿したり、「再結成するの? しなの?」と期待を膨らませたり、さらには再結成したときの彼らの姿を想像したりするのは、結成10周年を祝う醍醐味でもある。メンバーたちの発言があらゆる憶測を呼んでいるように、実際に1Dが再結成するのか、もしするなら、それはどのようなものになるのかという質問に対し、メンバー自身の心も定まっていないようだ。だからといって、再結成の可能性がまったくゼロというわけではない。

これらのことを踏まえたうえで、ローリングストーン誌はあらゆる知恵を総動員して1Dが再結成する確率を計算した。今回紹介するランキングは、各メンバーの(インタビューやSNSでの発言にもとづく)再結成に対する前向き度、ソロアーティストとしてのキャリア、現在のプライベート状況を検証して作成したものだ。さっそくランキングを紹介しよう。

Translated by Shoko Natori

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