マーキュリー・プライズ、2020年の候補作にチャーリーXCXやデュア・リパなど

チャーリーXCXとデュア・リパ(Photo by Atlantic Records, Hugo Comte)

イギリス及びアイルランドの音楽家が手掛けた、その年のベストアルバムを表彰するマーキュリー・プライズ。2020年はデュア・リパ『Future Nostalgia』、チャーリーXCX『How I’m Feeling Now』、マイケル・キワヌーカの『Kiwanuka』など12作が候補として発表された。

受賞者は9月24日に発表される予定だが、COVID-19のパンデミックのため、(例年開催されている)マーキュリー・プライズ受賞を祝うライブイベントは行われない。

今年のマーキュリー賞の審査員には、スーパーグラスのギャズ・クームス、アンナ・カルヴィ、ジョルジャ・スミス、ジェイミー・カラム、DJのアニー・マックが名を連ねている。「このような困難で不確実な時代にあって、マーキュリー・プライズがインスピレーションと刺激をもたらす音楽の驚くべき力を称えることを誇りに思っています」と審査員たちは声明で述べている。

「2020年の候補に挙がっているアルバムは、サウンド、スタイル、野心、経験の大きな多様性を示しています。これらのアルバムに共通しているのは、彼らの音楽がこれまで以上に重要であるという信念と、抗しがたいほどの切迫感です」

2019年のマーキュリー・プライズはイギリスのラッパー、デイヴの『Psychorama』が受賞。近年ではウルフ・アリス『Visions of a Life』、サンファ『Process』、スケプタ『Konnichiwa』も受賞している。


2020 Mercury Prize Shortlist

Anna Meredith – FIBS
Charli XCX – how i’m feeling now
Dua Lipa – Future Nostalgia
Georgia – Seeking Thrills
Kano – Hoodies All Summer
Lanterns on the Lake – Spook the Herd
Laura Marling – Song for Our Daughter
Michael Kiwanuka – KIWANUKA
Moses Boyd – Dark Matter
Porridge Radio – Every Bad
Sports Team – Deep Down Happy
Stormzy – Heavy is the Head

Translated by Rolling Stone Japan

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