ジミー・ペイジが語る、ローリング・ストーンズとの共演秘話

ジミー・ペイジとキース・リチャーズ

ローリング・ストーンズが7月初旬に『山羊の頭のスープ』リイシューの詳細を発表した際、最も注目を集めたのはジミー・ペイジとレコーディングした未発表曲「スカーレット」だった。

この曲はキース・リチャーズとペイジがギター、トラフィックのリック・グレッチがベースを担当して1974年10月に録音されたものだ。キースは今回のリリースにあたって、「俺の記憶だと、俺たちはツェッペリンのセッションの終わりに入っていったんだ」とコメントしている。「彼らはちょうど帰るところで、俺たちの予約は彼らの次だった。でもジミーは、そのまま残っていたんだ。俺たちはこの曲をレコーディングしようとしたのではなくて、デモのような感じでプレイした。雰囲気をつかむためにね。でも結構うまくいって、まあ、こういうラインアップだったので、じゃあ使おうと思った」

【動画】「スカーレット」リリック・ビデオ

ミック・ジャガーは今回のリリースにあたって、「最初にロニーの家の地下のスタジオで、ジミーとキースとジャムったことを覚えている。最高のセッションだった」とコメントしている。

1975年、ペイジがローリングストーン誌のキャメロン・クロウに語ったインタビューによると、彼は「スカーレット」をストーンズのB面曲だと思っていたようだ。「スタイルもムードも(ボブ・ディランの)『ブロンド・オン・ブロンド』の曲にとても似ていた」と当時のペイジは振り返っている。

「素晴らしかった、本当に良かったよ。徹夜してからアイランド・スタジオに降りて行ったら、キースがレゲエ・ギターを弾いたセクションがあったんだ。俺はそこにいくつかソロを入れただけだけど、それをやりだしたのは翌朝の8時だったよ。キースはそのテープをスイスに持って行ったら、誰かがその音源の存在を知ったらしい。キースはそれが、俺の(ソロ)アルバムに収録される曲だとみんなに話したんだ」

Translated by Rolling Stone Japan

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