ハロプロ、夏のカバーコンサートツアーをスタート バラード全52曲を披露

「Hello!Project 2020 Summer COVERS ~The Ballad~」の初日公演の様子

ハロー!プロジェクトの所属グループメンバーたちが集結する夏のコンサートツアー「Hello!Project 2020 Summer COVERS ~The Ballad~」が、7月11日の東京・中野サンプラザ公演より開幕した。

本ツアーは新型コロナウイルスへの感染予防対策として会場の消毒・マスク着用・検温・入場時の手指消毒・ 三密防止の徹底などをはかった上で行われる公演。ハロー!プロジェクトのメンバーはこれまでSNSや動画サイトなどで発信を続けてきたが、 直接ステージからパフォーマンスを届けたいという思いを持ち続けていた。コンサート開催にさまざまな制限が課せられている中で、それを逆手にとる形でどれだけお客さんを楽しませられるかという挑戦が本ツアーでは隅々にまでこめられている。

コンサート内容は観客側が発声を伴わずに楽しめるものということで、出演メンバーがそれぞれソロで、J-POPのバラード曲を中心とした楽曲をカバーして歌うという過去に一度もなかった形式。 カバーされる楽曲については事前に公式サイトで52曲が公開されており、メンバーは全グループからシャッフルされA・B・Cの3つのチームになる。どの楽曲をどのメンバーが歌うかについては当日までのお楽しみとなっていた。

初日の皮切りとなったAチーム公演では、開演とともに客席側から次々とステージへのぼるメンバーたちへ 観客席から惜しみない拍手が寄せられた。コンサート一曲目はなんと、AKB48の「365日の紙飛行機」をチーム全員でカバーし、予告にないサプライズで観客らを驚かせた。



全員ステージの後には、初日のMCをつとめる保田圭により、参加メンバーやスタッフチームの少人数化に加え、全体リハーサルの回数も減らして個別での準備に切り替えられたことなど、本ツアーでのさまざまな試みが説明された(12日のMCは矢口真里)。「今回は全てのメンバーが平等にメインボーカルということで、みんないい緊張感でビシッと気合が入っており ます。みなさん楽しみにしていてください」と保田。ソロのトップバッターは段原瑠々がつとめた。 歌唱曲は「見上げてごらん夜の星を」。ホール一面に灯るオレンジのペンライトの光を見上げながら、会場を見事な温かい歌声で包み込んだ。

出演順は事前にくじ引きで決定され、毎公演ランダムとなる。

Rolling Stone Japan 編集部

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