今市隆二と登坂広臣が語る、withコロナ時代の音楽的ビジョン、三代目とソロの未来

左:今市隆二/右:登坂広臣(Photo by Haruki Horikawa, Retouch by Emma Jacob at Isolarity)



今市と登坂が思い描くLDH流のオンラインライブ

ーパンデミックだったりアメリカの現状だったり世界が混迷の中にある今、だからこそ余計にファンの存在というのはお二人にとっても大切なものだと思います。今市さんは昨晩もInstagramでライブ配信してましたが、SNSでのファンとの交流も以前とは見方や捉え方が変わったんじゃないですか?

今市:すごく変わりました。いろんな方がSNSで発信したりしているのは知っていたんですけど、言ってしまえば「主」になれるわけじゃないですか。その感覚を自分も手にしたというか、スマホの台を買ったりして(笑)、SNSがしやすい環境を自分でも準備しました。便利なぶん、そこで得られるものもたくさんあると思うので、いいツールだと思って使っていきたいですね。

登坂:コミュニケーションツールとして、便利の一言に尽きますね。自分もライブ配信したりすると、ファンの方が喜んでくれますし、それはそれでコンテンツとして大事だなと痛感しました。音楽ってそもそもそうだと思うんですけど、どこで流れていたっていいと思うんです。SNSで曲を発表することも普通になってきているし、そういうのを含めると、いい意味で有効活用したいなというのは、こういう状況になってみて強く思います。

もちろんSNSだから自分たちが活動する上でのヘイターもいる。好きと嫌いが共存している世界でもあるし、だから逆に(SNSに対して)あまり深く関わらなくてもいいという感覚でいたんですけど、こういう事態になった時に「繋がれる」という価値の方が重視されるべきというか、自分の音楽を発表する場として使えるかもしれないし、この便利なツールを自分たちが有効に使っていこうと、どんどん捉え方を変えていきました。他の人たちがこういう風にやっているから、ではなく、自分流の発信の仕方を見つけていきたいなと思っています。

ーLDHでは今後オンラインのライブ・エンタテインメント「LIVE×ONLINE」を開催していくんですよね。三代目J SOUL BROTHERSのライブも7月7日に予定されています(取材はライブ前に行われた)。

今市:はい。既に出来上がってます。

ーしかもこれ、Rolling Stone Japanでも以前取材させていただいたTEAM GENESIS(LDHのライブクリエイティブを手がけるチーム)が企画演出なんですよね。LDHのライブのステージセットや演出はアジアNo.1、なおかつ世界トップクラスだと思っているので楽しみです。お二人はオンラインライブにどんな可能性を感じていますか?

今市:まず自分たちも実際にやってみて、いろんな可能性が見えてくるんだろうなと思います。初めて挑戦することですし、現時点でどれだけの人が見に来てくれるかも分からないので。

登坂:アーティストからすると、すごいチャンスですよね。一度も見たことのない人が見る可能性も大いにある。例えば、あるご家庭の娘さんが僕らのファンだったとして、ご自宅で娘さんの家族がオンラインライブの様子を見るかもしれない。それで僕らのステージを楽しんでくれて、今度はリアルでライブを開催した時に、娘さんとお母さんと揃って会場に足を運んでくれる可能性があるわけです。そういったことを考えると、オンラインのライブは大切だし、しばらくはこれが主流になってくると思う。そのなかでLDHとして何ができるのか、皆さんが期待してくださるエンタテインメントをいかに発揮できるかが重要になってくると思うので、そこに対してベストを尽くしたいです。とにかく楽しんでもらえるように。

ー例えば、最近だとトラヴィス・スコットがフォートナイトのイベントでライブを披露して話題を集めてましたよね。今回はTEAM GENESISならではの見せ方ができそうですね。

登坂:こういう時代だからこそ、LDH流の楽しめるコンテンツにしたいなと思いますね。世界中の人と繋がれる可能性だって大いにあるわけだし、今までアプローチできてなかった場所にも、アプローチできるようになればいいなって。

今市:「ピンチをチャンスに」って、まさにこういうことですよね。生のライブがメインなのは変わらないと思うんですけど、新しいことをするのは楽しみですし、この先どうなるんだろうというワクワクもあります。

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