クイーンのロジャー・テイラーが語るコロナ禍の生活、『ボヘミアン・ラプソディ』続編の可能性

自分が思うクイーン引退のタイミング

―今後どれだけツアーを続けたいと思っていますか? 今、頭の中にチャーリー・ワッツが浮かんでいるのですが、彼はあなたよりも10歳くらい上なのに相変わらず現役ですよね。

ロジャー:彼は素晴らしいよ。チャーリーが現役を続けているのは良いことだ! ブライアンと僕はこの件についてしょっちゅう話しているんだ。それこそ「なあ、今の僕たちって前よりも楽しんでいないか?」って言い合っている。過去に自分たちがやったことと自分たちが得意なことに気付いたんだよ。僕たち二人の暗黙の了解は、ちゃんとした演奏ができる限り、演奏することが大好きな限り、これを続けようってこと。この二つのどちらかが欠けたらやめる。

この投稿をInstagramで見る

rogertaylorofficial(@rogertaylorofficial)がシェアした投稿 -


―ライブでの演奏が大変な楽曲もありますよね。クイーンのようなやり方でレコードの楽曲をライブで演奏するバンドは他に類を見ないと思います。

ロジャー:まさしくその通りだ。僕たちは愛情と観客の反応に頼り切っているんだよ。観客には音楽に没頭してもらいたいし、ライブの一部を担っていると感じてほしい。観客がライブの一部になるということは、長年かけて作り上げてきたことだし、自分たちのDNAの一部に組み込まれていることだよ。

―2021年のツアーが実現することを心の底から願っています。安心してアリーナやスタジアムに入ることができ、安心してクイーンのライブが見られるときが、私にとってパンデミックの終焉となる気がします。

ロジャー:うん、そうなるだろうね。つまり、普通にライブ会場が開場して、大勢の人たちが集まれるときというのは、人々の精神面でも大きな前進となるはずだよ。来年にはそうなってほしいと願っている。ただし、こればかりは神のみぞ知るだね。

Translated by Miki Nakayama

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE