ソーシャル・ディスタンス仕様の音楽会場が8月オープン、イギリスの競馬場を改造

Virgin Money Unity Arenaのイメージ画像

コロナウイルスが夏の音楽フェスやスタジアムツアーといった大規模なライブ音楽イベントを停止させる一方で、イギリスのある競馬場が、「ソーシャルディスタンス仕様の音楽ヴェニュー」へと改造される。

イギリスのニューカッスルにあるVirgin Money Unity Arenaは、同市の競馬場を改造して、500の視聴用プラットフォームを設置。これによって最大2500人の観客が収容できるという。ステージに面するように配置された各ヴューイングステーションは、約6フィート(1.8メートル)の間隔で設置される。

会場側は7月7日にアーティスト、芸能人、コメディアンなどの出演者を発表し、8月からの公演を予定している。



SSD Concertsが考案したこの会場では、駐車場からトイレ、観覧エリアに至るまで、ソーシャルディスタンスが守られることを保証している。

「すべてのスタッフは、手洗い、配膳・配膳時の手袋の着用など、衛生管理のための安全手順について事前に研修を受けます。スタッフは常にマスク着用が求められています」と会場のウェブサイトに記載されている。

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ニューカッスル市議会のゲド・ベル氏はガーディアン紙に、Virgin Money Unity Arenaは「安全で責任感があり、社会的に離れた方法で一流のバンドを楽しむことができる素晴らしい革新的な施設」であると語った。

SSD Concertsのスティーブ・デイヴィス氏は、「このような厳しい時代であっても、北東部の人々は何千人もの人々が大好きなアーティストを見に来ると思います」と付け加えた。

また、同会場は各公演の無料チケットを限定数で、国民健康サービス従事者に寄付することを約束している。

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