グリフィンが語る、生楽器とエレクトロニック・ミュージックの融合

グリフィンが最初に弾いたギターは?

ー最初に弾いたギターは?

グリフィン:一番最初のギターは、フェンダーのストラトキャスターのサンバースト。今もスタジオにあって、実際にレコーディングでも使ってるよ。噛みつきが良い音をしてるんだ。尖った音をしてるから、エレクトロニック・ミュージックにもよく合うんだ。

ーライブではギブソンのレスポールを弾いていますよね。

グリフィン:最近はレスポールを使うことが多いね。レスポールのハムバッカーはノイズが少ないから、フェスでプレイするのには向いてるんだ。ライブでよく使うのは70年代のゴールドトップなんだけど、今夜のライブでは黒のレスポール・クラシックを使うよ。ちなみに、ゴールドトップのピックアップはP90なんだ。

ーギブソンとフェンダー以外に使っているギター・メイカーはありますか?

グリフィン:エレキギターではないね。アコースティックだと、テイラーとマーティンを家で弾いてる。

ーピアノ以外のキーボードは何を使っています?

グリフィン:Dave SmithのProphet Rev2。アナログ・シンセサイザーなんだけど、音が大好きで、ライブでも使ってる。最近まで、アナログでレコーディングをやったことはあまりなかったけど、今はこれでいろいろ実験するのが楽しくなってきた。

ー今夜のライブで実際にプレイする楽器も教えてください。

グリフィン:僕の右手にはAKAI MPK 2の88-Keyを置いて、左手には61-Keyを置いてる。エレキギターはギブソンのレスポール。アコースティックギターもギブソンで、ライブセットの中で弾く場面も出てくる。コントローラーとドラムトリガーもあって。サンプルパッドでサンプリング素材とチョップしたヴォーカル素材をプレイするんだ。あと、Dave Smithのアナログ・シンセサイザーだね。

【画像】グリフィンがステージ上で使用する楽器(写真)

ーギターを弾くロック好きだったグリフィンが、エレクトロニック・ミュージックにハマったきっかけは何だったんでしょう?

グリフィン:5~6歳の時、初めてラジオでダフト・パンクを聴いて、「これは何なんだ?!」って思ったんだ。ラジオでかかる他のどんな音楽とも違って聴こえたからね。ただ、その時はそこまでハマったわけじゃなく、大学に行くようになってから、アヴィーチー、スウェディッシュ・ハウス・マフィアといったアップリフティングで、エモーショナルでメロディックなダンス・ミュージックを聴くようになって、この音楽にハマってしまったんだよね。初めてスクリレックスを聴いた時も衝撃的で、どうやってこのサウンドを作ってるんだろう?!と思ったよ。それで、YouTubeでエレクトロニック・ミュージックの作り方を観たんだ(笑)。コンピューターに今でも使ってるAbleton Liveをダウンロードして、自己流で覚えながら曲作りを始めたよ。よく「どうやって曲作りを覚えたんですか?」って聞かれるんだけど、「YouTube音楽スクール」って答えることにしてる(笑)。

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