H.E.R.、 BLMデモ映像をフィーチャーしたMV「I Can’t Breathe」公開

米R&BシンガーのH.E.R.が、楽曲「I Can’t Breathe」の配信とMVを公開した

米R&BシンガーのH.E.R.が、警官による無抵抗な黒人殺害の事件へのアクションとして、楽曲「I Can’t Breathe」をリリースした。

H.E.R.は、今月初めに米ネットアプリ「iHeartRadio」のリビングルーム・コンサートで同楽曲を初披露し、主要配信サービスで配信もスタート。楽曲の配信に伴って公開されたオフィシャルビデオでは、彼女と編集者のシェーン・アダムズが、世界中で起こる制度的差別や警察の残虐性に対する抗議デモの様子を集めて編集しており、最後にはジョージ・フロイド氏やブレノア・テイラー氏を含む、警官に殺害された黒人被害者の名前が画面いっぱいに現れる。

・オフィシャルビデオはこちら

楽曲内でも、“Praying for change ’cause the pain makes you tender,(変化を祈りましょう、痛みがあなたを優しくするから)”、 “All of the names you refuse to remember/Was somebody’s brother, friend/Or a son to a mother that’s crying, saying/’I can’t breathe, you’re taking my life from me.’(あなたが思い出すことを拒んだ全ての名前 / 誰かの兄弟、親友、息子が泣いている、歌っている / 呼吸ができない 私の命を奪おうというの)”と歌っている。

また、米現地時間6月18日、H.E.R. は、音楽レーベルRCAレコードのレーベルメイトであるミゲル、コフィーやエイサップ・ファーグらスペシャルゲストを迎え、Instagramの配信イベント「Girls With Guitars BLMスペシャル・エディション」を行った。H.E.R.の楽曲やカバー、ファンのリクエストをライブパフォーマンスし、女性ギタリストを招いてのパフォーマンスや彼女らと音楽についてトークする「Girls With Guitars」では、これまでに、シェリル・クロウやメリッサ・エスリッジ、ウィロー・スミスらも参加。RCAレコードがスポンサーとなったこのイベントは、レーベルが行なっているキャンペーン「Black Sounds Beautiful campaign」の一部であり、 H.E.R.が指定した非営利組織「ロック・ザ・ヴォート」への寄付を募るものとなっている。

Translated by Kohei Ebina

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