レディー・ガガ、ビリー・アイリッシュ等、世界中のアーティストが独立系ライブハウスの救済を要請

レディー・ガガをはじめとする600のアーティストが困難な状況下にあるライブハウスの救済を訴える手紙を連邦議会に提出。 Greg Allen/Invision/AP/Shutterstock


NIVA​を代表してアーティストたちが議会に提出した手紙

連邦議会の皆様

我々以下に署名したアーティストは、NIVAが要請する全米の独立系ライブハウスならびに音楽プロモーター援助を支援するためにこの手紙を提出します。安全にコンサートを楽しむファンたちでライブハウスがいっぱいになったとき、そのときこそがアメリカの「復活」だと信じています。ライブ音楽という体験は、我々の国の文化ならびに経済と切っても切り離せない関係にあります。実際、アメリカ人の53%、つまり1億7200万人が昨年コンサートに行っているのです。

アメリカは、ジャズ、カントリー、ロックンロール、ブルーグラス、ヒップホップ、メタル、ブルース、R&Bを生み出した国であることをどうか忘れないでください。エンターテイメントはアメリカ最大の経済的輸出品です。なぜなら、アメリカのアーティストが作曲・プロデュースした楽曲は、世界中で歌われているのですから。これらすべての音楽ジャンルとそれらを支えるアーティストは、サポートしてくれる地元の独立系ライブハウスでの演奏を通じて技術を磨き、ファンを増やし、何百万人に喜びをもたらすエンターテイナーへと成長することができました。

そして多くの場合、独立系ライブハウスはアーティストの誰もが経験するキャリア初のパフォーマンスの場を提供してくれる存在です。こうした施設は、(コロナ禍において)真っ先に休業し、再開するのも最後です。収入もなく、家賃、ローン、水道光熱費、税金、保険といった負担により、この半年間に90%の独立系ライブハウスが廃業したと報じられています。この後も連邦政府による援助がなければ、こうした施設は二度と再開することはできないでしょう。

安全性が確認され、我々が愛してやまないライブハウスの営業再開が実現し、ふたたびファンを迎え入れることが可能になるよう、どうかNIVAの要請に対する援助をお願いします。音楽業界というエコシステムに欠かせないライブハウスの消滅は、計り知れない損害をもたらすでしょう。

独立系ライブハウスが求めるのは、補助金ではなく、安全な未来のための投資です。シカゴのある報告によると、小さなライブハウスがチケット売り上げによって得る1ドルごとに12ドルの経済活動が生まれるそうです。こうした独立系ライブハウスがアメリカのすべての都市や町で永遠に扉を閉ざしてしまった場合、我々は文化とエンターテイメントの中心を失うだけでなく、これらを取り巻くすべてのビジネスの経済再生の原動力を失うでしょう。

敬意と団結の気持ちを込めて、我々アーティストはコミュニティの一員としてライブハウス救済のための(#SaveOurStages)連邦法を通過させるよう、皆様に要請します。

・コロナ直撃、全米各地のライブハウスの声(写真ギャラリー)

Translated by Shoko Natori

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