氷室京介とRCサクセション、キングオブロックのライブ盤を振り返る



「J-POP LEGEND FORUM」ライブ盤特集Part3。今週はRCサクセション、氷室京介さんのライブアルバムをお聴きいただきました。流れているのは、この番組の後テーマ、竹内まりやさんの「静かな伝説(レジェンド)」です。歴史のもし、というんでしょうか、もしRCサクセションの久保講堂がなかったら、その3ヶ月後の日比谷野外音楽堂もなかった。もし氷室京介さんがRCサクセションの野音を見なかったらBOØWYは無かった。BOØWYが無かったらGLAYはあっただろうか? こうやって歴史が作られていくという二枚ですね。忌野清志郎さんは2009年5月2日に58歳で亡くなりました。RCサクセションのギターの小川銀次さんも2015年に亡くなられました。清志郎さんは今年がデビュー50周年で、『使ってはいけない言葉』という、清志郎さんの言葉、発言をまとめた本が出ております。これがなかなか味わい深いです。そして、氷室京介さんは2016年に「LAST GIGS」でライブ活動を卒業して、今年の10月に還暦を迎えるわけですが、9月5日から10月10日まで、グランフロント大阪北館ナレッジキャピタルイベントラボというところで、「氷室京介展 ~揺るぎなき美学と挑戦~」という展示会があるんですよ。何か動きがあるのではないかという風に思います。この2つのライブ、1980年の久保講堂と2004年の東京ドーム、偶然に過ぎないのですが、両方とも会場におりまして、個人的な感慨があったりするという、今月はそういうライブ盤特集にもなっております。

Rolling Stone Japan 編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE