「パワー・オブ・ラヴ」はバンドの元ギタリスト、クリス・ヘイズがリード・プログレッションを手掛け、その後をルイスが引き継いだそうだ。「ソニーのウォークマンをつけて、ちょっとしたジョギングをしている最中に曲を書いたんだ。そして制作の最後に、コントロールルームでボーカルを聴いていたら、キーボード奏者のショーン・ホッパーが僕のほうを見て『俺たちが今までやってきたなかで最高の作品だな』と言ってくれたんだよ」
さらにルイスは、「パワー・オブ・ラヴ」のMVにおける独特のブラウンがかった色合いについてや、映画の序盤でバンド・オーディションのシーンにカメオ出演する際、レーベル重役の口調にインスパイアされたと振り返っている。
最後にルイスは、バンドの曲の多くが時代を経て少しずつ変化してきたが、「パワー・オブ・ラヴ」は当時からずっと変わっていないと指摘している。「僕らは最初から素晴らしい曲を作ったんだよ」。