レッド・ツェッペリン究極の名曲トップ40

20.「デジャ・メイク・ハー」(1973年 原題:D’yer Mak’er)

よく勘違いされるがタイトルの発音は決して「ダイア・メイカー」ではなく、「ジャマイカ」に近い。1972年当時、新たに盛り上がりを見せていたレゲエの要素を取り入れた作品。揺らぎないヘヴィメタル版ドゥーワップ・ジャムのようだ。「あああ」とか「おおお」と母音を連呼するプラントの甲高いヴォーカルのおかげで、ツェッペリン史上最もキャッチーでポップな曲に仕上がった。




19.「ギャロウズ・ポウル」(1970年 原題:Gallows Pole)

ツェッペリンのレパートリーの中で最も古い曲で、「ギャロウズ・ポウル」という言葉は数百年前の民謡「The Maid Freed From the Gallows」の中に登場する。ペイジは初めてバンジョーを使い、ジョーンズがマンドリンをプレイするなど、ペイジとプラントは曲が徐々に盛り上がってエンディングで最高潮を迎えるようなアレンジを加えた。




18. 永遠の詩(1973年 原題:The Song Remains the Same)

ペイジとプラントによる1972年のボンベイ旅行直後に作られた曲。インド音楽のラーガ調の作品で、当初はインストゥルメンタル曲となる予定だった。自分たちが間違いなく世界最高のバンドとなったかのように音楽の普遍性を楽しむ絶好調のツェッペリンの姿がうかがえる。




17.「限りなき戦い」(1971年 原題:The Battle of Evermore)

民謡に傾倒するバンドの好みがよく現れている作品。元フェアポート・コンヴェンションのサンディ・デニーがヴォーカルに参加し、ペイジがマンドリンを初披露している。幽霊や山腹での戦いが登場する歌詞からは、小説『指輪物語』からの大きな影響を感じさせる。


Translated by Smokva Tokyo

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