原摩利彦×森山未來が語る、コロナの現実を受け入れるための表現

「PASSION」MVに出演した森山未來(Courtesy of Beatink)

坂本龍一、野田秀樹、ダミアン・ジャレなど国内外のアーティストから愛される京都の音楽家、原摩利彦が6月5日に最新作『PASSION』をリリースした。表題曲のミュージックビデオには原と親交のある森山未來が出演し、大きな話題を集めている。原と森山、同MVで振付を担当したnouseskouの3人にインタビュー。

世界中でコロナウイルスが猛威を奮っている中、ひとつの作品が生まれた。音楽家・原摩利彦の3年ぶりのソロアルバムの表題曲「Passion」のミュージックビデオだ。



ダンサーに森山未來を迎え、通常は非公開とされている京都 建仁寺両足院で撮影された映像は、不気味で美しい。この撮影が終わってまもなく、緊急事態宣言が発令された。

「Passionというタイトルの意味も、この時期を通して自分の中で変わっていきました」

原は言う。森山も「今のこの時勢だからこそできた」と話す。変わりゆく世界の中で生み落とされたひとつの作品には、どんなメッセージが込められているのか。


原摩利彦。原と森山は、彫刻家の名和晃平と振付家のダミアン・ジャレによる舞台作品『VESSEL』で音楽家とダンサーとして共演して以来、親交があった。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE