フロイドさん殺害事件、全米の音楽業界がストライキ実施へ

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ジョージ・フロイド氏の殺害と全国的な抗議行動を受けて、全米の音楽業界がストライキ「ブラックアウト・チューズデー」を6月2日に実施することになった。

「仕事を切り離してコミュニティと再接続する日」と称し、ハッシュタグ「#TheShowMustBePaused」を掲げたこのキャンペーンは、Dirty Hit Recordsのジェイミー・オボーン、元Hot 97音楽ディレクターのカーリー・ハッスル、Beats 1ホストのエブロ・ダーデンなどが提唱。

「最近の出来事のため、私たちは説明責任と変化を促すために緊急の行動を取るので、私たちと一緒に参加してください」と声明では述べられている。「文化の門番として、勝利を祝うためだけに一緒に来るだけでなく、喪失の中でお互いを抱きしめることは我々の責任です」

【画像】SNSで拡散されている声明文

ブラック・アウト・チューズデーを支援するにあたり、ダーデンはソーシャルメディアに「私のショーはすべてキャンセルされました。コミュニティ活動家、政治家、革命的な音楽との会話のリプレイを放送します」と投稿。

レコード会社もここ数日、コロンビア・レコード、ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)、ワーナー・ミュージック、ソニー・ミュージックなど、フロイドの殺害に反対する声を上げている。



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「キング牧師の言葉を借りれば、『沈黙が裏切りである時が来る』。変化のために声を上げる責任があるとき。その時が来た」とUMGはソーシャルメディアに書いている。「この世界には、憎しみや暴力のための場所はありません。偏見や偏見に直面している中で、私たちはアーティストやソングライター、従業員が声を上げてきたことを誇りに思っています。UMGでは、私たちは建設的な変化のための力になることを約束します」

コロンビア・レコードは「人種差別、偏見、暴力のあらゆる形態に反対し、黒人コミュニティと共に立ち上がる」と書いています。「今、これまで以上に、私たちは声を上げ、私たちの周りのすべての不正に挑戦しなければなりません」

【画像】抗議デモは激化の一途をたどる(写真13点)

Translated by Rolling Stone Japan

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