フォークの新鋭クリスチャン・リー・ハトソン、フィービー・ブリジャーズとの共同作業を語る

クリスチャン・リー・ハトソン(Courtesy of MAGNIPH)

クリスチャン・リー・ハトソンが本日5月29日、最新アルバム『Beginners』をリリース。プロデュースをフィービー・ブリジャーズが務めた本作は、先行リリースされているシングル「Get The Old Band Back Together」「Talk」「Lose This Number」などの曲が、プレス/批評家からの高い注目を評価を得ている。

昨年フィービー・ブリジャーズのジャパン・ツアーにサポートとして出演したクリスティアン・リー・ハトソン。ギターの弦が軋み、深く陰影を持ったアコースティックサウンドと憂いを持った繊細で無防備な声。シンプルでオーガニックってありながら、光と影を演出する声とサウンドが注目を集めるLAを拠点に活躍する新人シンガーソングライターだ。

ANTI-からリリースする初の作品で、クリスチャン・リー・ハトソンは歌詞のすべてに私的な自己対話を埋め込み、苦痛に満ちた告白やプライベートなジョーク、仮想会話、緻密な空想を表現している。友人でコラボーレーターのフィービー・ブリジャーズがプロデュースしたこのアルバムでは、陰影のあるソングクラフトや飾り気のない正直さに着目し、感情と表現の間に横たわる距離をほぼ消し去った。収録された楽曲を通してハトソンは、後悔、許し、そして成長過程で感じる終わりのない混乱という痛烈な真実を語っている。



「タイトルを『Beginners』としたのは、自分自身がまさにそうだと感じているから。僕はいまも学んでいる最中だし、どうやってこの世界を渡って行ったらいいのか探っている」とハトソンは言う。

ハトソンとブリジャーズは『Beginners』をLAの有名なサウンド・シティ・スタジオでレコーディングしたが、使用したのは意図的に保存しておいたスマホ録音のデモだ。「ほとんど全ての曲で、僕らは僕のヴォイスメモからスタートし、そこに何を付け加えていくか考えた。どんなサウンドにすべきか、なんていう壮大な計画を立てるのとは対照的だね」とハトソンは思い起こす。

「フィービーと僕は音楽の表現方法が同じなんだ。だからお互いのアイデアを伝えたり補足したりするのが楽だった」

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