東方神起、ポストコロナの新しいライブのあり方を提示

世界中のオーディエンスと一体に

5月24日に配信された「Beyond Live」には満を持して東方神起が登場。彼らの代表曲「呪文-MIROTIC」からスタートし、「運命(The Chance of Love)」ではユンホがカメラに向かってウィンク。無観客公演とはいえカメラの向こうのファンにしっかりと愛をアピールした。今年で結成16年と、長きに渡って活動してきた彼らだが、オンラインライブは初めて。前週にNCT 127のライブ配信の途中に映像で参加したユンホも、「実際にやってみるとすごく不思議ですね」と新たな挑戦への感想を述べると、チャンミンは「第4次産業革命ってこういうことだなって感じますね」と感心しきり。韓国語だけでなく日本語や中国語、英語で世界中のファンに向けて挨拶し、再びライブ本編がスタート。

「Before U Go」では指先まで神経の行き届いたダンスがクローズアップで見て取れ、「Truth」ではチャンミンのジャジーなアドリブに圧倒される。続いて流れたVCRでは彼らのオフショットやバックステージ、10周年コンサートの時の模様やドームツアーのハイライトなど、彼らのこれまでの軌跡がわかる映像がインサート。再びステージに現れた2人は、真っ赤なスーツに着替えて「ANDROID」「Trigger」と、日本語曲を2曲続けて披露した。実は今年の4月に日本デビュー15周年を記念した全国5大ドームツアーを予定していたが、コロナのために開催を見送っている2人。「残念な気持ちが少しでも慰められたらと思って(日本語曲を)用意しました。画面のむこうで盛り上がってくれましたか?」(ユンホ)、「離れているけど、Beyond Liveでこうして繋がっていることをありがたく思っています。そして日本デビュー15周年をたくさんの人にお祝いしてもらってありがとうございます!」(チャンミン)と、日本のファンに感謝の気持ちを伝えてくれた。

ファンからの質問に答える「INTERACTIVE Q&A」のコーナーでは、韓国だけでなく、日本、中国、さらにはアメリカからのファンからも質問が飛び出した。ビデオトークでつながっているファンと東方神起がミッションに挑戦する「INTERACTIVE Challange」コーナーでは、後輩のNCT DREAMからジェノ、ジェミン、チソンが画面越しに登場。東方神起の掛け声「We are T!」を全員が一斉に叫ぶというミッションを出され、無事にクリア! 成功したご褒美として、東方神起から後日、リハーサル時の未公開写真がアップされることになった。



ライブ本編では日本語曲「明日は来るから」に続いてユンホのソロ曲「Follow」とチャンミンのソロ曲「Chocolate」でそれぞれの世界観を見せつけたと思えば、東方神起のライブ定番曲「Always With You」で盛り上がり、「Dream」は歌いながら2人がステージを降りてバックヤードを抜け、会場ロビーで合流するというパフォーマンスも。ラストは「MAXIMUM」「Why?(Keep Your Head Down)」「Rising Sun」と、東方神起が誇る圧巻のダンスを立て続けに披露した。「短い時間でしたがみなさんと楽しむことができてうれしかったです」(ユンホ)、「大変な時期ですが、先程うたったように必ず明日は来るから、健康に気をつけてみんながんばりましょう!」(チャンミン)と最後までファンを気遣った。東方神起らしさ満点のパフォーマンスと2人の息のあったコンビネーションはオンラインライブでも健在。2時間超におよぶ初のライブ配信を全力でやりきり、次週のSUPER JUNIORへバトンを渡した。



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