野田洋次郎が語る「新世界」の指針と覚悟

RADWIMPSの野田洋次郎(Courtesy of EMI Records)



新曲「新世界」について

─この状況の中、新しい曲は生まれていますか? 「新型コロナウイルス後の世界」に対して歌う最初の1曲はどのようなことを歌いたいか、可能であれば教えてください。

まさに作っています。今週(5月8日OA)のMステで披露します。この曲(「新世界」)はもしかしたらまだこの時期に聴いてもらうには早いのかもしれません。希望に満ちた曲こそが必要なのかもしれません。でも多くのアーティストがそういった曲をきっと演奏し、素晴らしいものになると思ったので僕はあえて少し先の未来に向けて曲を作りました。聴いたみんなが「僕らの新しい未来をどうしようか」と考えるキッカケになってくれたらとても嬉しいです。というか、自分で自分の未来を作っていく意識がなければ、もう生きてはいけない時代に突入すると思うのです。このウイルスによってこのままではダメだと奮起する人、声を上げる人、全体としてそういったエネルギーが増していけば今回失うものはあまりに大きいですが、一つの財産なになるのではないでしょうか。

─今、一番会いたい人は誰ですか? その人とどんなことを話したいですか?

誰だろう、両親、祖母、姪っ子、甥っ子。また逢えるようになったら全員に好きなものをいっぱい食べてもらうツアーをやりたいです。それまで無事でいてほしいです。あとはライブをとにかくやりたい。

─kZm氏の2ndアルバム『DISTORTION』収録のコラボレーション曲「追憶」は大きなインパクトがありました。以前から個人間の交流はあったと思いますが、どのような経緯で実現し、どのような思いでこの曲を完成させたのか教えてください。またkZm氏は現行の日本のラップシーンを牽引するラッパーでありながら、どこかロックアーティスト然とした刹那的なダイナミズムを感じさせるアーティストでもあると思います。洋次郎くんが覚えている彼のシンパシー、魅力について教えてください。

カズマは知り合って2年くらい経つかと思います。酒の場で知り合って、カズマ自身中学時代からラッドを好きで聴いてくれていて、カラオケでも歌ってくれたりしていて、自然とその流れで一緒にやってみようかという話になりました。自分の音楽に影響を受けた世代が今ラッパーとしてやっているのは大きな刺激になります。彼はラッパーでありながらPOPなバランス感覚、多ジャンルからの引用の加減が絶妙です。メロディセンスもある。才能のあるミュージシャンだなと感じます。CHAKIさんともとてもいい相性だなとレコーディングを見ていて感じます。彼の感覚は日本のヒップホップのキーになっていくと思います。こういう刺激と技術とセンスの交換のし合いがあるから、音楽はやめられません。

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