ボブ・ディランがリトル・リチャードを追悼「輝く星であり、導いてくれる光だった」

ボブ・ディランとリトル・リチャード(Photo by Ron Galella Collection via Getty)

ミネソタ州の若いミュージシャンとしてリトル・リチャードのバンドに参加することを夢見ていたボブ・ディランは、彼が87歳で亡くなったことを受け、ロックのパイオニアに追悼文を捧げた。

「リトル・リチャードのニュースを聞いて、とても悲しんでいる。 彼は私がまだ子供だった頃から輝く星であり、自分を導いてくれる光だった。彼は私が何をするにしても、私を突き動かしてくれた根幹となるスピリットだった」と、彼は綴っている。

●映像で振り返るリトル・リチャードの歩み


さらに、ディランはこのように続けている。「90年代初頭にヨーロッパで何度か一緒にショーをやったことがあって、彼の楽屋によく遊びに行ったんだ。彼はいつも寛大で親切で謙虚だった。そして今でもパフォーマーとして、ミュージシャンとしてダイナマイトで、彼から多くのことを学ぶことができた。目の前にいる彼、私が子供の頃に衝撃を受けたリトル・リチャードそのままで、私はいつでも少年に戻ったようだった。もちろん彼は永遠に生き続けるだろう。でも私の人生の一部がなくなってしまったような気持ちだ」

ボブ・ディランことロバート・ジマーマンが1959年、ハイスクールの卒業アルバムに「リトル・リチャードと共演すること」が夢だったと記していたのは有名な話だ。さらにスタートリビューン紙が報じたように、ディランは1957年にヒビング高校のタレント・ショーで行った初めての公のパフォーマンスで、リトル・リチャードの演奏スタイルを真似ていたという。

Translated by Rolling Stone Japan

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