自分の主張をするためのアサーション 人の発言を封じるトーンポリシング

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音楽学校教師で産業カウンセラーの手島将彦が、世界の音楽業界を中心にメンタルヘルスや世の中への捉え方を一考する連載「世界の方が狂っている 〜アーティストを通して考える社会とメンタルヘルス〜」。第24回は人とのコミュニケーションで考慮されるべき「アサーション」をテーマに、産業カウンセラーの視点から考察する。

コミュニケーションは、人が生きていく上で欠かすことのできないものです。同時にそれがうまくいかない場合にはストレスの元にもなってしまいます。対人関係において、自分の言いたいことを相手とトラブルにならずに伝えることができればストレスも軽減されますが、そのためのスキルのひとつに「アサーション(アサーティブ、アサーティブネス)」があります。アサーションという単語には「主張」という意味がありますが、心理学的には、単なる自己主張ではなく、自分と相手の両方に敬意を払い、相手の立場や権利を尊重しながら自分の言いたいことを率直に表現することです。

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