楽器・作曲ソフトの売り上げ急増、コロナ隔離生活は新たなルネッサンスをもたらすか?

隔離生活によってギターを始めることにした青年(Photo by Matthew J. Lee/Globe staff)


「今からでも遅くない」購入者の多くは初心者

現在、時間を持て余した多くの人々が初めて楽器を手にし、オンラインレッスンに申し込んでいる。Tuerk曰く、Reverbはそういった動きを大いに歓迎している。「アコースティックギター、シンセサイザー、キーボード、プロオーディオの需要が高まっています」彼はそう話す。「注文の内容から判断するに、購入者の多くは初心者だと思われます」

機材のデモ演奏ムービーが中心のReverbのYouTubeチャンネルは、訪問者数が最大になる傾向がある1月および2月と比べ、3月と4月には視聴時間が著しく増加したという。クラシックなシンセの音色の作り方について解説する「Synth Sounds of」というシリーズの視聴回数は、3月には通常の3〜4倍に達した。

「現在は1日に約5000人の客が商品を購入しているほか、毎日約15000人がカタログの送付を希望したり、ニュースレターに登録したりしています」Surackはそう話す。


ReverbのYouTubeチャンネルでは楽器演奏のレッスン動画も多数掲載。こちらの動画ではヴルフペックのコリー・ウォンが解説。

また外出禁止令が出された後に通販の売り上げが倍増したというGuitar Centerによると、この機会に弾いたことのない楽器を手にする人々が増えており、中でも自宅のような静かな環境に適した楽器へのニーズが高まっているという。同社はアコースティックギター全般の人気が急上昇しており、中でもウクレレの需要がとりわけ高いとしている。その多くは楽器初心者であり、特に11〜15歳の学生や、40代以降の人々が目立つという。

「パンデミック以来、オンラインでの講師とのマンツーマンレッスンに切り替えたGuitar Centerと傘下のMusic & Artsは、アメリカ国内で約5万回のレッスンを実施しています」Guitar Centerの広報はそう話す。「自宅にとどまることを余儀なくされている彼らの多くは、週に1回以上レッスンを受けています。また、以前からレッスンを受けていた人々の受講ペースも向上していますね。学校でバンド演奏の授業を受けていた子供たちは、オンラインレッスンを受けることで演奏のスキルを磨こうとしているんです」

Rolandが主催するオンライン講座Roland Cloud Academyでは、受講希望者が各セッションのキャパシティを大幅に上回ったため、同社はコースと対象製品を拡大することでニーズに応えている。受講無料の同プログラムでは、Roland製品のエキスパートたちが各コースにつき10〜15人の受講者たちを前に、ライブ形式でレクチャーを行う。

Translated by Masaaki Yoshida

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