スコーピオンズの名曲がソ連の崩壊をもたらした? 米CIA関与の可能性

スコーピオンズ(Photo by Richard E. Aaron/Redferns/Getty Images)

ハードロックバンド、スコーピオンズが1990年に発表したパワーバラード「ウィンド・オブ・チェンジ」が、実は冷戦末期のプロパガンダの一つではないかという噂がある。ジャーナリストのパトリック・ラッデン・キーフが語った。

スコーピオンズは1989年にモスクワで開催されたロックフェスティバル「モスクワ・ミュージック・ピース・フェスティバル」にボン・ジョヴィやモトリー・クルーなどと出演し、その時の体験にインスパイアされて「ウィンド・オブ・チェンジ」を書いたと言われている。同曲はアメリカとヨーロッパで大ヒットを記録するが、時期的にも89年のベルリンの壁崩壊、91年のソビエト連邦崩壊のタイミングと一致している。

・ロシア語バージョンも存在する「ウィンド・オブ・チェンジ」のMV(動画)

キーフはこの10年間、友人から聞いた「“ウィンド・オブ・チェンジ”はCIAがソ連の社会変化を促すために書かせた曲だ」という話が頭から離れなかったという。そして4カ国にわたり計100回近くの取材を敢行。真実を解き明かしていく。

この話の続きはSpotifyで5月11日から配信されるポッドキャストシリーズ「Wind of Change」で公開される。



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Translated by Rolling Stone Japan

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