人が自ら「自由」を放棄してしまう可能性 今必要なこととは?

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音楽学校教師で産業カウンセラーの手島将彦が、世界の音楽業界を中心にメンタルヘルスや世の中への捉え方を一考する連載「世界の方が狂っている 〜アーティストを通して考える社会とメンタルヘルス〜」。第20回は全体主義に向かう人々の心理をテーマに、産業カウンセラーの視点から考察する。

COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大に伴い、日本でも緊急事態宣言が発令されました。それによって、これまでよりも一層、行動や生活に制限が生じます。感染拡大を少しでも食い止めるためには、そうした制限は致し方ないことでもあり、皆が協力すべきことも多いでしょう。その一方で、いかなることがあっても「個人の尊厳」が毀損されたり、「内面の自由」が制限されたりしてはならない、ということも忘れてはいけません。eastern youthに、まさに「ソンゲントジユウ」という曲がありますが、「生存の実感を誰かの手に委ねてはいけない」と、非常に力強いメッセージを感じます。


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