ーもし今あなたが大統領だったら、コロナウイルスに特化したベーシックインカム救済プランとしてどのようなものを策定しますか?
ヤン:私なら成人1人につき一律1000ドル、18歳未満の未成年には500ドルを、3カ月間支給します。勤労所得税額控除もいいとは思いますが、必要とする人全員が対象になるとは限りませんし、こうした危機ではあまり悠長に構えてもいられません。取りこぼしの弊害は莫大です。取りこぼすくらいなら配り過ぎる方がマシです。とにかく「大人は1000ドル、子供がいるなら追加で500ドルもらえますよ」と言うことで、より多くの人々がこの嵐を乗り切ることができます。
ー今回のパンデミックの影響を受けた人々からはどんな声が上がっていますか?
ヤン:あらゆる政治思想の人々が進み出て、現金でなくてはだめだ、と言っています。皆さんが正しい結論に達するのを見て、私も嬉しいです。皆さんの判断は正しい。私自身も達成感を感じています。誰かが現金支給を口にする度、私の名前が挙がるんですからね。この点に関しては誇りに思います。今回のような危機に見舞われた際、国が最も効果的な解決法を選べるように私がお膳立てしたんじゃないかな、と思っています。
ー主要な政策に関して、AOC(アレクサンドリア・オカシオ=コルテス)とミット・ロムニー議員が最後に同調したのはいつぶりでしょうね?
ヤン:初めてだと思いますよ。あらゆる政治的立場の人々が歩み寄って、政治の枠を超えて合理的に問題を解決していこうとしている。鳥肌ものですよ。
ー議会の方から、あなたやあなたのチームに、そのような法案策定の打診はありましたか?
ヤン:チームの方に打診がありました。私も非公式ですがいくつか相談を受けています。民主党幹部とも連絡を取っています。今夜CNNに出演したときにもお話するつもりです。私が主催するHumanity Forwardという組織も、可決に向けて動いています。私も、当たれるところは全て当たっています。