ファウンテインズ・オブ・ウェインのアダム・シュレシンジャーがコロナ感染で死去、その生涯を振り返る

アダム・シュレシンジャー(Kimberly Butler/The LIFE Images Collection/Getty Images)


映画やTV、舞台での作曲活動

シュレシンジャーはその後映画やTV、舞台で作曲活動の場を広げた。2001年のリメイク版『プッシーキャッツ』、ドリュー・バリモアとヒュー・グラント主演の2007年のラブコメ映画『ラブソングができるまで』の劇中曲を作曲。2008年にはスティーヴン・コルベアのホリデー特別番組『A Colbert Christmas: The Greatest Gift of All!』に8曲提供し、ジョン・ウォーターズの映画を原作にした2008年のブロードウェイミュージカル『クライ・ベイビー』では共同作曲家を務め、トニー賞にもノミネートされた。




またトニー賞授賞式用に作曲したオリジナル曲「It’s Not Just For Gays Anymore」「If I Had Time」で、それぞれ2012年、2013年と2年連続でエミー賞に輝いた。CWネットワークのヒットミュージカルシリーズ『クレイジー・エックス・ガールフレンド』では作曲家兼エグゼクティヴミュージックプロデューサーも務め、最終的にはシーズン4の楽曲「Anti-Depressants are So Not a Big Deal」で3つ目のエミー賞を獲得した。

死の間際、シュレシンジャーは『クレイジー・エックス・ガールフレンド』の同僚レイチェル・ブルームとともに、90年代のドラマ『The Nanny』の最新ミュージカルの音楽制作にあたっていた。『The Nanny』の主役フラン・ドレシャーは「悲嘆に暮れています」と綴っている。



シュレシンジャーは2011年、オンラインマガジンAV Clubとのインタビューで音楽キャリアの楽曲の数々を解説しているが、彼の作品がいかに多岐にわたり、かつ一貫しているかがよくわかる。いともたやすく変幻自在に曲を操る秘訣について尋ねられたシュレシンジャーは、音楽へのアプローチの仕方についてこう語った。

「きっとこういうことじゃないかな。A)僕はいままでにたくさんの音楽を聞いてきて、いろんな音楽が好きだから。B)あらゆるジャンルの間に共通点を見出すから。表面上は全然違っているようでも、じっくり聞いてみると、実はそれほど違わないんだ。違っているのは上辺だけなんだよ」

Translated by Akiko Kato

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