【連載】めかくしストリーミング「咲良菜緒がメタル以外で気になるジャンルとは?」

TEAM SHACHIの咲良菜緒(Photo by Takuro Ueno)

TEAM SHACHI咲良菜緒にあらゆる音楽を聴かせ、その曲に対する感想やエピソードを披露してもらうというコンセプトで始まった「咲良菜緒のめかくしストリーミング」。連載は次第に彼女の音楽の好みを探っていくという方向性に自然とシフトチェンジし、いつの間にかスタートから1年が経過した。

実は、自分としては咲良がラムシュタインに激ハマりした時点で、この連載は役目を終えたのではないかと感じており、もう潮時か……と薄っすら思っていた。そこで、連載5回目となる今回、咲良菜緒本人にそれとなく今後の方向性について意見を問うことにした。つまり、彼女の返答次第で「目隠しストリーミング」は終了するのだ。

いつものように彼女と会話をし、そろそろ終盤に差し掛かってきたところで、自分は話を切り出した。「で、この連載の今後なんですけど……」。そこで彼女から返ってきた答えは、こちら側が全く予想していないものだったのである。咲良は言った、「私、気になるジャンルがあるんですよ」と――。

―2020年になってしばらく経ちますけど、年が明けてからいかがお過ごしですか。

あ、あけましておめでとうございます(笑)。年明けてから何してたかなー? あ、L’Arc-en-Cielさんのツアー(ARENA TOUR MMXX)初日に行きました。あと、今年はcoldrainさん主催のBLARE FESTにも行ったし、今年は好きなものを序盤で一気に観られるいい年です。

―BLARE FESTはどうでしたか。

BLARE FESTは日本の激しい音楽がメインで、そういうフェスは初めてでした。客層も男性が多いなってすごく思った。ロッキン(ROCK IN JAPAN)とかMETROCKは女性が多いイメージだけど、BLARE FESTは男性ばかりで熱気がすごかった(笑)。あと、ツーステップの集団が本当にすごかった! コウモリみたいで(笑)。

―あっはっは!

本当に! 私、間違えて、ツーステップの集団のなかに混ざっちゃったんですよ。ああいう方たちってすごいんですね! まず、重心がすごく低くて、「こんなに頭の位置が低いんだ!」って。

―「そんなに幅取る?」ってぐらい左右使う人もいますよね。

そうそうそう(笑)。あと、今年はFEVER 333のワンマンも行きました! 相変わらず激しくて楽しかった。

―来日は1年ぶりぐらいでしたっけ?

1年経ってないぐらい。去年の初来日は見せ逃げって感じのライブだったんですよ。だけど今回は初心者にも優しいライブで、前回と違ってちゃんと伝えるべきことを伝えてて、「お、ちゃんとMCしてる!」と思って感動した(笑)。

―早くも古参感ただよう感想が(笑)。

あはは!

―今年のTEAM SHACHIはどんな1年にしたいですか。

今はまだチームしゃちほこのイメージが残ってて、改名したことを知らない人もたくさんいると思うので、それを今年も伝えていきたい。あとは「TEAM SHACHIってこのへんの立ち位置にいる人たちだよね」っていうのが明確になったらいいなって思ってます。音楽的なことはもちろんだけど、ライブとしてもそういうふうに思ってもらえるようになりたい。お客さんによって感じ方は違うと思うけど、アイドルなのか、バンド的なところなのか……私たちはそれぞれのジャンルのおいしいとこどりをしたいから、ポップスを聴く人も、ロックを聴く人も、アイドルを聴く人もガッと持っていきたいし、TEAM SHACHIはその中間にうまくいるよねって言ってもらえるようになれたらうれしいです。

―なるほど。

アイドルはどうしても楽曲よりパフォーマンスとかビジュアルが前に出てくるイメージがあるけど、「楽曲としていいね」って言ってくれる人がもっと増えたらいいなって思います。だから、ストリーミングにも力を入れて企画を組んだりして、音楽をちゃんと聴く人たちに認められる楽曲がつくれたらいいなって。

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