U2のボノ、封鎖下のイタリアの人々へ新曲を披露

ボノは、イタリアの人々へのトリビュートとしてU2の公式Instagramに新曲「Let Your Love Be Known」を投稿した。 (Photo by Richard Isaac/Shutterstock)

新型コロナの感染が広がるイタリアの人々のためにU2のボノは、新曲「Let Your Love Be Known」を披露した。

現地時間3月17日、ボノはイタリアの人々へのためにU2の公式Instagramでピアノの伴奏が美しい新曲バラードを披露した。

「インスピレーションを与えてくれたイタリアの人々のために」とボノはコメントを添えている。「アイルランドの人々のために……今日というセント・パトリックス・デーを苦しい状況で迎えながらも、歌い続けているすべての人のために。最前線で闘う医師たち、看護師たち、介護士たちのためにこの歌を捧げよう」。

「ダブリンからのちょっとした絵葉書さ」とアイルランドの自宅からピアノの伴奏に合わせて新曲を披露する前にボノは言った。「セント・パトリックス・デーの今日、1時間くらい前に出来上がったささやかな曲なんだ。タイトルは『Let Your Love Be Known』にしようかな」。

「ダブリンの街を歩いても、そばには誰もいない」とボノは歌う。「たしかに、僕は君のことを知らない/でも気にかけていないわけじゃない/君の家はあまりに遠い/広場を渡ればすぐなのに/触れられないけど、屋根の向こうから歌うことはできる/電話越しに歌うことだって/歌い続けることをやめないって約束してほしい/歌って愛を伝えるんだ」。

新曲の歌詞は、新型コロナウイルスによって国全体が封鎖された結果、開け放たれた窓などから歌い合うイタリアの人々からインスパイアされている。ここ数週間で2500人のイタリア人がウイルスによって命を落としているが、イタリア政府による劇的な措置にもかかわらず、その数は危険な速度で上昇している。

U2は、2019年12月15日にバンド初のインド公演でヨシュア・トゥリー・ツアー2019の幕を閉じて以来、休止期間に入っている。バンドの最新アルバムは2017年の『ソングス・オブ・エクスペリエンス』。




Translated by Shoko Natori

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