米現地時間3月9日、ビリー・アイリッシュのWhere Do We Go? ワールドツアーの北米レグがフロリダ州マイアミのアメリカン・エアラインズ・アリーナで幕を開けた。「All the Good Girls Go to Hell」を披露する前、幕間映像に登場した18歳のシンガーは、ボディシェイミング(体型に対する悪口や批判)に関する自らの体験を語った。
「私が持って生まれてきた体は、あなたが望むものとは違うの?」と下着姿になるまで洋服を脱いでいく映像とともにアイリッシュのナレーションが流れた。「もし私が心地よいと感じられる服を着たら、私は女ではないことになる。もし服を脱げば、ふしだらな女だと言われる」。
ファンが撮影した下記動画からは、アイリッシュのナレーションが続くなか、若いファンたち送り続ける声援が聞こえてくる。「私がもっと服を着る、それとも露出したからといって、そういうことで私を判断するのは誰? その判断の意味は何? 私の価値は、あなたの見方で決まるの? それとも、あなたの意見に対して私は何もできないの?」
以前、アイリッシュはステージやイベントなどの公の場で体型がわかりにくいオーバーサイズファッションを好んで着るのは、意志や感情を持たないモノとして見られることを避けるためだと語っていた。「洋服の下にあるものを誰も見たことがないから、誰も意見を言えない」と昨年、アイリッシュはカルバン・クラインのキャンペーン広告で宣言した。「『細いわりに意外と筋肉ある』とか『見た目通りの体型』とか『お尻がぺたんこ』とか『お尻が大きい』とか、誰も私の体型に関する意見を言えないの。だって、見たことないんだから」。
アイリッシュのワールドツアーは6月まで北米・中米・南米を周り、7月からはヨーロッパレグが始まる。
以下は、ローリングストーン誌撮りおろしのライブ写真だ。
Where Do We Go? ワールド・ツアーPhoto by Ian Witlen for Rolling Stoneノー・モア・ボディシェイミング——外見や体型について批判するのはもうやめてPhoto by Ian Witlen for Rolling Stone「私が持って生まれてきた体は、あなたが望むものとは違うの?」と下着姿になるまで洋服を脱いでいく映像とともにアイリッシュのナレーションが流れた。「もし私が心地よいと感じられる服を着たら、私は女ではないことになる。もし服を脱げば、ふしだらな女だと言われる」。