ーファッションはどうでしょう?
さっきも話したフラッパーと、あと俺はヘアバンドもよくしてた。それこそフラッパーの頭に太めのヘアバンド付けてみたりとか、学校行く時もいつもヘアバンドしてたもん。あとはDCブランドとかもちょっと着てたね。やっぱね、パンクも聴いていたんだけどニューウェーブの流れもリアルタイムで来ていた時だったから。
ー当時のご自身のファッションとしてはパンク系ですか? パンクスがDr. MartensでスキンズがHAWKINSでしたよね。
中学生にDr. Martensは買えないから安全靴を履いてた。つま先に鉄が入ってるやつ。今でも忘れられない、中目黒の目黒銀山の商店街の安全靴を売っている靴屋で買ったなあ。
ー流行語では「金妻」、「うざったい」、「ダッチロール」、「やらせ」、「FOCUSされる」、「新人類」などあるんですけど。
やっぱ「新人類」かな。あとやっぱドラマの金妻でしょう、『金曜日の妻たちへ』。
ー中学生の市川少年は金妻を観ていたんですか?
俺ね、これ観てなかったのよ。22時くらいから放送していたなあ。主題歌がいいんだよね、小林明子さんの「恋に落ちて -Fall in love-」。あの歌がすごぐ良くて。『毎度おさわがせします』はまだ違うんだっけ?
ー『毎度おさわがせします』はもう少しあとなんですよね。
1年間で2シリーズやったのかな? 第1話のタイトルが「こんにちはポコチン」だった気がするんだよね(笑)。すごく覚えてる。俺はこれがドンピシャ。木村一八も中山美穂もたしか年齢が俺の一個上くらいなんだよ。
ー僕は中学校に入る前だったんで観させてもらえなかったんですよ。 一番印象に残っているシーンはどこですか?
一般的にはチロリーンでしょ(笑)? 他には、お約束的に最後なぜかダンプ松本とブル中野が暴れて終わるっていうのと無意味なエアロビクス。あれもなんかエアロビとか言いながら誰か不倫してたんじゃなかったっけ。結局この時代から不倫ドラマがあったんだよね。『うちの子にかぎって…』とかもサイコーだね。