chelmicoが語る「届いてる充実感」からの攻めモード、次の一手は?

楽曲制作のプロセス

─それは冗談として、楽曲制作の行程としては、まずダークな高速ダブステップとフューチャーベースが融合したようなこのアグレッシブなビートから組み立てていったんですよね?

Rachel:そうです。運動するときに適したBPMにしたくて。そしたらトラックメイカーのryo takahashiのモードがこういう感じだったという。

Mamiko:あとは強気になれるビートにしたかったですね。

Rachel:ここで「楽しもう! イェイ!」みたいなノリだと嘘っぽくなっちゃうなと思って。

Mamik0:クールだし攻めてますよね。そもそもサビがないですからね。

Rachel:サビなしの曲はchelmico史上初かも。

─今までのシングルやリード曲の中でも一番攻めてる。

Mamiko:一番攻めてまね。

Rachel:今までだったらアルバムに入ったとしても絶対にシングルにはならない曲ですね。

─換言すれば今だからこそこの曲をシングルで切れるという。

Rachel:そうですね。これまでリリースしてきた曲で音楽的な幅がすごく広がったし、この曲をリリースすることでもっと幅が広がる気がします。

─で、2人のラップスキルも確実にまた向上してますよね。

Rachel:Ryoくんのディレクションもあって、今までやったことないアプローチに挑戦できたのも大きかったですね。あとはレコーディングしていくも自分たちで「これ」というテイクの判断ができるようになったのもありますね。

─だから、楽しみながらスキルアップしてるというchelmicoこの感じがJOYFITもシンパシーを覚えたんだろうし。こじつけるわけじゃないけど。

Mamiko:たしかにそこはマインドとして共通してると思いますね。

─MVのインパクトもかなりのもので。

Rachel:監督は田辺秀伸さんなんですけど、最初にプレゼンしていただいた段階から独特で。監督は最初から「この世界観でいきます!」という感じでした。

▼chelmico × JOYFIT コラボソング「Limit」 YOU TUBE


─この曲自体がクリエイティビティを全開にすることを求めてると思うんですよね。

Rachel:そうであってほしい。監督にはつねに私たちの予想を裏切ってほしいから。今回も田辺さんに見事に裏切ってもらいました。ありがたいです。

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