17歳の美少女殺人事件、法廷に提出されなかった残虐すぎる「新証拠」

昨年7月、地元ニューヨーク州ユーティカで殺害されたビアンカ・デヴィンスさん(Courtesy of the Devins Family)



被告の母親は「息子は本当に悔い改めている」

クラーク被告の母親ミシェルのように、彼は本当に悔い改めていると考える者もいる。彼女はローリングストーン誌の取材に対し、息子が有罪答弁を行ったのは「殺害映像を目にする」トラウマをデヴィンス一家に味わわせないためだと語った。彼女はクラーク被告が心から反省しており、検察が思うような「支配的なモンスター」ではないと信じている。Googleの検索も、ビアンカさんの命を絶つのが目的ではなく、自分の命を絶つためだったと考えている。

だがコロマト警部補とビアンカさんの母親は、これに強く異議を唱えている。クラーク被告はただ単に、法廷で映像を公開されたくないだけだ、というのが2人の意見だ。映像があまりにも残虐なので、公開されれば減刑の可能性がなくなるからだ。「多かれ少なかれ、自己防衛だというのが私の個人的見解です」とコロマト警部補。「彼は自分の言い分を通そうとしています。そういう意味では(映像は)何の得にもなりませんからね」

「彼は文字通り、私の娘が息を引き取る瞬間を映像に収めました。このことからも、綿密に計画していたことがわかります」とデヴィンス氏も言う。「彼は映像の中でモンスターの本性を現した。それを人々に見られたくないんです」

有罪答弁を受け、クラーク被告には懲役25年から終身刑が求刑されている。最終的な量刑判決は4月に言い渡される予定だ。今回の恐ろしい事件では有罪答弁が「考え得る最善の結末」だと、コロマト警部補は考えている。ビアンカさんの遺族が「残忍でおぞましい」証拠に耐える必要がなくなったばかりでなく、捜査に協力してきた被告の家族にとっても、被告に不利な発言をする可能性から免れることになるからだ(被告はビアンカさんを殺してから自殺の模様をライブストリーミングするまでの間、祖母をはじめとする複数の家族に連絡していた)。

クラーク被告の幼少期は不安定の一言に尽きる。彼が10歳の時、父親は母親に刃物を向けて何時間も立てこもった後、収監された。それでも知人の話によれば、クラーク被告は人好きのする魅力的な人物だったという――このような行為を犯すようなタイプとはとうてい思えない。「彼は本当にいい子でした」と、ブランドンの母親も言う。「晴天の霹靂です。信じられない。日がな息子のことを考えています。彼の悪夢を見るようになりました」。彼女はローリングストーン誌にFacebookのメッセンジャーで9秒の動画を送った。動画には靴下と短パン、ニット帽をかぶったクラークが、弟のジェームズと一緒にノリのいいポップミュージックに合わせて踊っていた。「動画の中のこの子が、あんなことをするなんて考えられません」

Translated by Akiko Kato

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