The HUが語るモンゴルの誇り、伝統とモダンの融合、BABYMETALへのシンパシー

ー「Yuve Yuve Yu」の歌詞など、THE HUは先祖へのリスペクトを題材にしていますが、50年代のロックンロールや70年代のパンク・ロックは先祖や伝統に“敬意を払わないこと”が歌われることが少なくありませんでした。そんなロックンロールの反体制や反・伝統についてどう考えますか?

Gala:50年代や70年代のロック・バンドは道を切り開いてきた俺たちの先祖だし、大きなリスペクトを持っている。ただ、先達の主張することすべてに同意するわけではないよ。俺たちは彼らのコピーではないし、自分自身の考えを持っている。先祖や伝統には敬意を払うべきだと信じているし、それを歌詞で訴えているんだ。それで若い音楽リスナー達に俺たちのメッセージが伝わったら嬉しい。先祖や、先祖から受け継いだこの美しい世界に対して敬意を持って欲しいんだ。



ー「Yuve Yuve Yu」歌詞では“汗国の再興”が歌われていますが、ある意味、右翼的なイデオロギーなのでしょうか?

Gala:「Yuve Yuve Yu」で歌っているのは政治的なメッセージではなく、より精神的なものだよ。世界中の若者たちに、汗国の時代の誇りを取り戻すことを促しているんだ。自分らしく、強くあれという歌だ。俺たちはイデオロギーを押しつけたりしない。むしろ正反対で、自分自身の考えを持つよう訴えかけているんだ。

ーTHE HUのライブではバンドと観客が拳を突き上げて「Shoog! Shoog!」と合唱しますが、Shoogとはどんな意味ですか?

Enkush:Shoogはモンゴルの伝統的なテングリ信仰の掛け声だ。永遠の青空を祈願する呼び声なんだ。日本のステージでみんなと一緒に叫ぶのを楽しみにしているよ。



ーTHE HUのライブを日本で見ることが出来るのを楽しみにしています!

Jaya:俺たちは過去に日本を訪れた経験から、日本のリスナーが音楽に対して熱意と知識を持っていることを知っている。THE HUのポジティヴなパワーとエネルギーをステージでぶつけるのを楽しみにしているよ。バンドとお客さんの間にスペシャルな絆が築かれる、記念すべきショーになるだろう。俺たち自身、すごく楽しみにしているんだ。ドウモ・アリガトウ!


THE HUの初来日を記念し、同じモンゴル出身の大相撲 第69代横綱・白鵬関からビデオメッセージが到着



THE HU THE GEREG TOUR JAPAN 2020
THE HU
THE GEREG TOUR JAPAN 2020

東京公演
日程:2020年3月12日(木)
会場:新宿BLAZE
時間:18:30開場/19:00開演 
料金:¥7,000(スタンディング・入場整理番号付/税込)※ドリンク代別途必要
お問い合わせ:ウドー音楽事務所

大阪公演
日程:2020年3月13日(金)
会場:梅田クラブクアトロ
時間:18:00開場/ 19:00開演
料金:¥7,000(スタンディング・入場整理番号付/税込)※ドリンク代別途必要
お問い合わせ:大阪ウドー音楽事務所

公演詳細:
https://udo.jp/concert/TheHU

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