「ヒプノシスマイク」で異彩を放つ新鋭ナゴヤ・ディビジョン、声優3人が語るその魅力

左から四十物 十四役の榊原優希、波羅夷 空却役の葉山翔太、天国 獄役の竹内栄治(Photo by Kana Tarumi)



ナゴヤ・ディビジョンの「熱さ」の核にあるもの

―すごい面白いですよね。でも、ナゴヤ・ディビジョンのソロ曲3曲とチーム曲は、他のディビジョンと比べてやっぱり異彩を放ってるなっていう。

葉山:他のディビジョンに殴り込みに行ってますよね(笑)。

榊原:〈ほら、ここナゴヤだもんで味が濃いの強いのは当然〉ってラップしてますしね。

竹内:〈オワリ(尾張)なきBattleはBattleに非ず〉とか(笑)。

葉山:「俺らが、俺らが」って主張してる。



―さっきもおっしゃってましたけど、ドラマパートのやっぱストーリーも他のディビジョンとも違うなと思って。熱い人間ドラマというか。

葉山:そうですね。

竹内:重ためでもありますね。扱ってる内容がイジメとかだったりするから。

葉山:事件起こしたり……みたいなのがワードとして出てきてるので。

―十四のキャラクターは演じてみてどうでした?

榊原:すごく近いものを十四くんに感じることが多くて。十四くんに限らず、どんな子を演じてても自分に近いところをやっぱ――それこそさっき葉山さんがおっしゃってたみたいに自分の中にある(その役に)近いところをフォーカスしていく感じにはなるんですけど――僕も、自分の声をわざと低くしようとしてみたことがあったな……とか。

竹内:地声を? そうなんだ。

榊原:自分で「盾」を意図的に作ってしまうというか、僕に近い部分があることをひしひしと感じる子で……。それでドラマパートの中の物語にしても、ソロの曲にしても、自分の中の過去の記憶を頼りにというか……。僕、ソロ曲の中で〈マイク掴めば誰だって誰かのヒーロー〉っていう歌詞がすごく好きなんですけど、いろいろつらいことがあった十四くんがそういうことを歌う。それを自分に重ねてみると、声のこととかある種悩みだったものを逆に利用して、いまこうして声優のお仕事をさせてもらってるわけで。

竹内:十四って聞いてる人が一番感情移入できるキャラクターだと思うんですよね。

葉山:応援したくなる子だよね。

竹内:そうだね。みんながみんな、自信満々に生きてる人ってそんなにいなかったりするから、何かしらの悩みがあるだろうし。



―他に十四を演じる上で注意したことはあります?

榊原:それこそまさにギャップ! ギャップをひたすら体現したような子なので、なんでそのギャップが生まれたんだろうってことを考えました。ギャップってざっくり言うと「変わってる」ってことだと思うんですけど、中二病っぽい言動で武装してるのはなぜ? それが解けるのはどういう時なんだろう?っていう、変わってしまった「理由」を常に考えていて。そういう過程も声の変化で伝わればいいなと思いながらやってましたね。

竹内:ギャップね。たしかに。


四十物 十四役の榊原優希(Photo by Kana Tarumi)

―そんな十四を、獄と空却は口調は厳しくも、あたたかく見守るという。

葉山:そうですね。

竹内:大事に思ってるからこそ、厳しく言ってるんだと思うんですよね。

榊原:あたたかさを通り越して熱く!って感じですよね(笑)。

葉山:一見弱く感じると思うんですけど、十四は底力を持ってるというか。抑圧されてきた分、その奥底に眠ってるパワーを空却と獄は見つけたわけで。

竹内:そうだね。

葉山:だから、十四のここを引き上げてやればがコイツは生きれるって思ったからこそ集まったチームというか。

竹内:リーダーは空却だけど、やっぱり中心には十四がいる。

榊原:わ~!(喜)

葉山:重要キャラクターだよ! これからどうなっていくのかわからないですけど、十四の武装してる、盾として使ってるものが武器としてやっぱりラップに現れてくると思うので、それがどんどん強くなればすごい見応えあるだろうなって思いますね。(竹内に向かって)僕たちは僕たちでね。

竹内:そうだね。個々のほうで出てくるだろうと。

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