映画『男と女 人生最良の日々』50年以上の時を経てキャスト・スタッフが再集結

53年前の1作目『男と女』の名シーンを織り交ぜながら新たなラブストーリーを紡ぐ

アヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャン主演の映画『男と女』の最新作が53年の時を経て制作、1月31日よりTOHOシネマズ シャンテ、 Bunkamuraル・シネマほか全国でロードショー公開される。

1966年に製作された映画『男と女』は、カンヌ国際映画祭で最高賞“パルムドール”を、米アカデミー賞(R)で最優秀外国語映画賞を受賞。その20年後の1986年には、『男と女』の20年後を、再びジャン=ルイ・トランティニャン、 アヌーク・エーメが主演で描いた『男と女 Ⅱ』を発表。その33年後の2人の物語を、当時と同じキャスト同じ役柄で制作したのが『男と女 人生最良の日々』である。年齢を重ねて、より重厚な演技を見せる二人の主役の演技に注目。



また、今回の公開に向けて、日本でも各著名人からコメントが届けられた。

・コメント一覧:敬称略、順不同

山田洋次(映画監督)
はじめて『男と女』を観たときのあのふるえるような感動。そして半世紀を経てあの二人が主役で続編が生まれ、ぼくもまた、50年を経て「寅さん」を世に出した。同志のルルーシュ監督に乾杯!

岸惠子(女優・作家)
クロード・ルルーシュ監督の稀有な才能が生んだ『男と女 人生最良の日々』は、半世紀以上経った『男と女』J・L・トランティニャンとアヌーク・エーメを更に魅力的に描く人生晩年の感動作。フランスの映画文化が生んだ奇跡です。

吉行和子(女優)
まさかあの時の二人に会えるなんて、素敵に年を重ねていて、、
しかもそこには恋がしっかり存在していて、こんな幸せな気持ちにして下さったルルーシュ監督に大感謝です。

魔夜峰央(漫画家)
さすがはルルーシュ監督、おしゃれで瑞々しい感性は今も健在。とても上質な映画。
※「週刊文春エンタ!」ガチンコシネマチャートより

野宮真貴(ミュージシャン)
1966年の『男と女』は、美しく燃え上がる「愛の奇跡」の映画でした。それから半世紀。新しい『男と女 人生最良の日々』は、時を超えて「愛し続けることの奇跡」の物語になりました。クロード・ルルーシュの映像とフランシス・レイの音楽は、永遠に記憶されることでしょう。 

平松洋子(エッセイスト)
郷愁やオマージュではなく、ヴィヴィッドな時間が描かれていることに驚嘆させられ、あの『男と女』を支配していた映画の魔法の復権に酔いしれた。
(※「家庭画報」2020年2月号より)

岩下志麻(女優)
53年前の興奮が蘇る。ルルーシュのテクニックは相変らず鮮やか。アヌーク・エーメは今も魅惑的で、ジャン=ルイ・トランティニャンはチャーミングで抜群の存在感。素晴らしかった!!

小堺一機
前作から半世紀余。オンタイムで観た方々! 時の流れを心に刻み半生を振り返る事でしょう! どのシーンも人生の大切さに満ちている。ラスト、疾走する車の車窓がグッとくる!! セ・ラヴィ!!

青野賢一(ビームス創造研究所クリエイティブディレクター、文筆家)
猛スピードで走り抜ける車。景色が後方に過ぎ去ってゆくほどに、時間は、記憶は巻き戻される。
映画の中の二人だけでなく、スクリーンを見つめる私たちもまた。そして見つけるのだ。ずっと変わらなかった思いを、今。

ライムスター宇多丸(ラッパー・ラジオパーソナリティ)
76年『ランデヴー』の大疾走まで織り込み、映画と記憶と人生を等価の夢として愛でてみせる、
正しく「ヌーベルバーグの続き」な試み!
(※「週刊文春エンタ!」ガチンコシネマチャートより)

あらすじ:
いまや記憶を失いかけている元レーシング・ドライバーの男ジャン・ルイ(ジャン=ルイ・トランティニャン)。過去と現在が混濁するなかでも、かつて愛した女性アンヌ(アヌーク・エーメ)のことだけを追い求めていた。そんな父親の姿を見た息子は、アンヌを探し出すことを決心。その想いを知ることになったアンヌはジャン・ルイの元を訪ね、そしてついに、別々の道を歩んでいた2人は
再会を果たすことになる。長い年月が過ぎたいま、アンヌとジャン・ルイの物語がまたあの場所から始まろうとしていた……。



<公開情報>



『男と女 人生最良の日々』

監督:クロード・ルルーシュ『男と女』『白い恋人たち』『愛と哀しみのボレロ』『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲』
出演:アヌーク・エーメ『男と女』『モンパルナスの灯』、ジャン=ルイ・トランティニャン『男と女』『愛、アムール』、スアド・アミドゥ、アントワーヌ・シレ 
音楽:カロジェロ、フランシス・レイ『男と女』『ある愛の詩』 
(C)2019 Les Films 13 - Davis Films - France 2 Cinéma

Rolling Stone Japan 編集部

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