オジー・オズボーン復活、自身のドキュメンタリー映画の予告編が公開

Martyn Goodacre/Getty Images

昨年は体調不良のおかげでツアー延期など第一線から離脱していたオジー・オズボーンだが、この春に復活を発表した。また、自身の新作ドキュメンタリー映画『Biography: Nine Lives of Ozzy』予告編が解禁された。

ドキュメンタリー『Biography: The Nine Lives of Ozzy(原題)』の予告編の冒頭で、オジー・オズボーンが二重人格的な感覚、つまり「ジョン(本名)」であることと「オジー」であることについて解説している。このドキュメンタリー映画は、この春、サウス・バイ・サウスウエストでフェスティバル開催中にプレミア公開される予定だ。

上映時間86分のこの映画は、A&Eが「バイオグラフィー」シリーズの一作品として製作したもので、元ブラック・サバスのヴォーカリストの物語を、幼少時からソロでのスターダム、さらに驚異的な人気を博したリアリティ番組出演まで余すところなく描いている。オジー、シャロン、ジャック・オズボーンも同作品の統括責任者に名を連ね、かつてリアリティ番組『オズボーンズ』のプロデューサーだったR・グレッグ・ジョンストンが監督を務めた。

「どういうわけか人が楽しいと感じてしまう才能があって、それを利用してふざけていたし、ステージで音楽で人を楽しませるのも同じことだと思う」と、オジーは胸の内を打ち明けている。

「オジーの音楽から影響を受けなかったら、今の音楽がどんなものになっていたか想像すらできないね。オジーがすべてを変えたから」と、リック・ルービンは語る。

「オジーの音楽は時間を超越していると思う」と、最近オジーがコラボしたポスト・マローンは言う。「彼の音楽は俺に涙を流させるし、鳥肌を立たせるんだ」と。

この予告編ではオジーが子供の頃の自分の写真を見る姿や、サバス時代の自分をネタにふざける様子も公開されている。長年に渡るソロ・アーティストの側面も紹介しつつ、ケリー、シャロン、ジャック・オズボーンのコメントに加えて、マリリン・マンソン、ロブ・ゾンビなどのも紹介する。また、アイス-Tとコーンのジョナサン・デイヴィスもこのドキュメンタリーに登場するという。

「彼は世界で最も人気のあるロック・バンドを脱退し、ソロ・シンガーになったの。彼自身が驚異的なアーティストであり、新たな才能も発掘してきたわ。そしてテレビでその才能を大きく開花させたの。そんなことをしたのは彼しかいない」とシャロンが述べている。

転倒したときに負ったケガのせいで、2019年のオジーは第一線からの離脱を余儀なくされたが、その間に作った新作『Ordinary Man(原題)』が来月リリースされる予定だ。ガンズ・アンド・ローゼスのダフ・マッケイガンとレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスがリズム隊として作品のボトムを支えている。ゲスト・アーティストはエルトン・ジョン、トム・モレロ、スラッシュ、ポスト・マローンなど。オジーはこの春にノー・モア・ツアーズ2の北米ツアーでステージに復帰する予定だ。


Translated by Miki Nakayama

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